内容説明
「医師の働き方改革」に関する法令の施行が2024年4月に迫る中、医師・医療機関にはどのような対応が求められているのか──。厚生労働省で医師の働き方改革の施策に携わった弁護士を筆頭に、医療法務・労働法務に精通する弁護士陣が、時間外労働の上限規制や特例水準の指定、医師に関係する労働時間制度や宿日直許可、面接指導や勤務間インターバル、医師労働時間短縮計画、タスクシフト・シェアなど、医師の働き方改革に関する最新の法令解釈や実務運用について徹底解説します。
目次
第1章 医師の働き方改革の概要
第1節 医師の働き方改革の経緯
第2節 医師の働き方改革の概要（サマリー）
第2章 医師の働き方改革において議論された概念
第1節 労基法上の「労働者」
第2節 医師法上の「応招義務」
第3章 労働時間規制（労基法）
第1節 基本原則
第2節 36協定と時間外労働の上限規制
第3節 割増賃金
第4節 医療機関に関係のある労働時間制度
第5節 労働基準監督署の実務
第4章 追加的健康確保措置（医療法）
第1節 面接指導
第2節 勤務間インターバル
第3節 追加的健康確保措置に関する行政機関の監査や改善命令等
第5章 特例水準の指定に関する手続（医療法）
第1節 特例水準の指定に関する手続の全体像
第2節 医師労働時間短縮計画案の作成
第3節 医療機関勤務環境評価センターによる評価
第4節 C 水準固有の対応・手続
第5節 都道府県知事による特例水準の指定手続
第6章 医師の働き方改革の実務対応
第1節 労働時間短縮のための対応
第2節 タスク・シフト／シェア
第3節 行政支援の活用
第7章 働きやすい職場
第1節 育児・介護
第2節 ハラスメント
