内容説明
球技大会からしばらく経っても、無敵気分は継続中。恋人との関係も順調すぎて人生は最高！ そんな日々に突然の落とし穴が。 「あたし、不登校になるから」「は!?」 優秀な妹の甘織遥奈が、なんと引きこもりに!? 毎日家でゲームをするだけの妹を見て、かつての自分を思い出すわたしは、なんとか妹を学校に復帰させたくて、クインテットの皆さんにお声をかけた。紫陽花さんや紗月さん、そして真唯が説得に力を貸してくれる中、妹の心に届く言葉をもっていないわたしは、無力感に苛まれる。 「わたしは、お姉ちゃんなのに」 高校デビューを助けてくれた妹に、わたしは――。姉妹の絆が試されるガールズラブコメ第6弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
11
れな子とは真反対の陽キャな妹、遥奈が突然不登校になってしまい振り回される今巻。―――今の想いに絡まるは、過去に遺した忌むべき因縁。 姉妹のお話、過去も絡めながられな子が何とかしたいと模索していく巻であり、その先に自身の過去の因縁が絡みついてくる、シリアスな展開の始まりとなる巻である。真唯の婚約者問題、遥奈の不登校問題。何方にも対応しなければならぬ中、まずは不登校問題から。果たしてれな子の過去、そこに何が残っているのか。それを振り切り決着をつけて妹を救う事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/01/07
ささきち
11
今回は上下巻構成で妹こと遥奈回。前回流れ弾で告白してまさか妹も攻略するんか！？と思っていたがハーレム入りはしなさそう？妹よりまずカルテッドを落とさんといけないからまだ先か。もっと恋人同士でイチャイチャしてくれてもいいのだが、あまりにもれな子がれな子すぎて紫陽花ちゃんが可哀想ですよ。もっと紫陽花ちゃんに独占欲を持て！ｗ真唯母かられな子を別れさせようとしている紗月達だがこちらはなんとも言えない感じでな～特に紗月がどうしたいのかがいまいちはっきりせんのよね。何はともあれ紗月さんの赤面挿絵が最高すぎて 2024/02/20
とってぃー
10
不登校となった妹のために奔走する本巻。不登校時代を省みながら頑張るれな子と裏での不穏な雰囲気にゾクゾクして、後編が待ちきれない。百合は少なめだけど、要所要所で見せつけられました…！2024/03/05
椎名
10
これまでとは少しずれて、家族の話。これも結局、人間関係なんだなって、というれな子の言葉が全てなのかもしれない。友人、恋愛、家族。そのどれも別々の名前がついているだけで、究極人間関係であることに代わりはないのだ。加害者、被害者もまた。そんな人間関係のお話でした。気になるところで終わってしまったので何はともあれ次巻が楽しみ。紗月さんの可愛さがどんどん増していてずるい。2023/12/04
leo18
9
れな子の妹遥奈との姉妹エピソードを中心にれな子に忍び寄る不穏な空気。やっぱりれな子の語りは面白すぎるな。今一番笑えるラノベかもしれない。甘織姉妹の関係性も好き。このヒキは後編が待ちきれない。2023/11/29
