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内容説明
世界が注目!ノーベル物理学賞に一番近い男。
いま世界中が注目する新時代のコンピューター研究者を徹底解剖。 カリフォルニア工科大学留学時代に培った組織論、そして学者とスポーツマンの両面を持つ古澤氏の、結果を出す思考力に「ハゲタカ」シリーズの人気作家真山仁が迫る。
「バントはするな、ホームランを狙え」
これまでの常識を覆す「光量子コンピューター」開発の最前線を走る、量子物理学者の古澤明東京大学工学部教授。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも話題を呼ぶ、
その型破りな研究者の思考力はどこから生まれてきたのか。
〇本職はウィンドサーファー、趣味は研究
〇研究所の大学院生には給料制で生活安定を
〇モットーは「勝つまでやれば絶対勝てる」
世界が注目する新時代のトップ研究者の思考力を7章渡って紹介!
第1章 光量子コンピューターか地球滅亡か
第2章 負ける勝負はしない
第3章 負けず嫌いと楽しむ天才
第4章 アトミックボムのような男
第5章 失敗を面白がれ
第6章 少年よ、楽しみながら大志をカタチにせよ
第7章 常識もバランスも捨て挑戦者は、未開を拓く
(底本 2023年11月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
107
真山さんが、光量子コンピューター研究で日本人でノーベル賞に近いところにいる第一人者である古澤明さんにインタービューをしてまとめられたものです。最近はさまざまな分野での量子コンピューターが利用されていくことが予想されていますが若干なりともこの本で理解することができまっした。またこの先生がすごい負けず嫌いであることもわかりました。その若いころからの人となりもよくわかります。2025/01/21
さきん
20
ノーベル賞期待される量子コンピュータの研究者。工学出身の知識で物理に挑む立ち位置と、バブル時代の恵まれた研究環境とチャンスをつかむ努力で量子コンピュータの原理を確立した。サーフィンが趣味の文武両道。スパコンが量子コンピュータに変われば、電気減らせる。データセンターしかり。しかし、スマホのような小さく環境の変化か著しく変わる媒体には使えない。図が少なく、理系な話題が苦手な人が読みやすい形になっている2024/12/12
pinevillageKNG
6
真山さんと古澤さんの対談を通して心に刺さるワードが頻出。 以下抜粋。 人生の目標は定性的な方がいい。 挑戦とは、成功確率が90%を超えてからやるもの。 答えは自分の中にある。 失敗を恐れず挑み続けよ。 試行錯誤の過程で、失敗するのを面白いと思って欲しい。 学生が没頭したくなるテーマを教員が与えられていない。 才能とは尖ったものを有していること。 古澤さんが人生かけて証明して来た事なので、一言ずつがとても重い。ビジネスパーソンである自分に置き換えても転用できる部分が多々あると感じた一冊でした。2023/12/30
mikoto_oji
3
天才を許容する社会であってほしいなーと、心から思います。日本は天才を排除する雰囲気があります。理解できないものは、排除するような。なんか人と違うなと居心地の悪さを感じてる人は、この本を読むと少しは気が楽になるかもしれません。2024/02/10
もっこす
2
図書館本。タイトルからして失敗学の本かなと思ったけど、物理学者へのインタビュー本だった。ただ、自分にはとうてい縁がない世界とは言え、興味深く読んだ。古澤さんがモデルらしい小説も読んでみたい。2025/03/08




