文春e-book<br> 神様は返事を書かない スポーツノンフィクション傑作選

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文春e-book
神様は返事を書かない スポーツノンフィクション傑作選

  • 著者名:阿部珠樹【著】
  • 価格 ¥2,400(本体¥2,182)
  • 文藝春秋(2023/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 630pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163917832

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内容説明

「Sports Graphic Number」を主な舞台に、
野球、サッカー、プロレス、競馬など、
さまざまなスポーツを描き続けた阿部珠樹さん。
2015年に逝去するまでに発表した900篇以上の記事から傑作を厳選。

最後の4割打者の独白。全米を席巻したトルネードの記憶。
日本一足の速い少女が選んだ人生。強すぎて憎まれた横綱。
競馬史に残る大穴を開けた14番人気の伏兵。

観客席からあらゆるスポーツを見つめ続けた
スポーツライターが遺した珠玉の42篇。

【主な収録作品】
第一章 伝説
テッド・ウィリアムス 神様は返事を書かない
金田正一/張本勲/王貞治 超人たちの瞬間
イチロー 210安打の戦慄
ブルース・リー 李小龍よ永遠に――

第二章 肉声
長嶋茂雄、日本野球を語る
松井秀喜 進化して行く自分
野村克也 絶対に負けたくない敵だった
長州力 ピュア・ソルジャー

第三章
北の湖 憎まれた横綱
小林繁と江川卓“悲劇のヒーロー“流転の31年間
高津臣吾 野球の果てまで連れてって
三沢光晴のルーツを辿る

第四章 頂上の記憶
阿萬亜里沙 アリサは帰ってきた
神サマになりそこねた男 木田勇の短か過ぎた栄光
ダイユウサク 単勝配当 13790円
大西直宏 18年目のダービー

第五章 ゲームの分け前
未完の完全試合 山井大介“決断”の理由
アジアカップ準々決勝ヨルダン戦 奇跡には理由がある
メジロマックイーンvsトウカイテイオー 2強激突の果て

第六章 野茂英雄
野茂英雄 引退、そして野球人生を語ろう
野茂英雄 17奪三振の野性と緻密

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

77
「Number」「優駿」等を中心にスポーツに関する記事を書き続けた阿部珠樹さん。「Number」だけでも2017年に57歳で亡くなるまでに900編ほどの原稿を発表しているとの事。一つの専門競技を決めないで様々な競技を見つめ言葉にして紡いだ中から42編を収録。一章はレジェンドと呼ばれる人、チームについて、二章はインタビュー集、三章はアスリートの人生、ある場面を辿る記事、四章は頂上の記憶、五章はある試合、レースに焦点をあてた記事、六章は野茂英雄について。600ページもあるが一気に読み終えた。2024/03/09

fwhd8325

63
古いものは30年以上前の作品もあり、時系列で並んでいるわけでないため、時代背景を思い出すのが少し疲れました。スポーツノンフィクションでは、山際淳司さんが有名ですが、私は、沢木耕太郎さんの作品触れて、このジャンルが好きになりました。阿部さんは、幅広いジャンルのスポーツを取り上げていて、どの作品も実に文学的だなと感じました。野茂さんの章で門田さんが最初にホームランを打つ事にこだわったのがとても面白かった。最近はこういうドラマがないようで淋しいですね。2024/04/29

yyrn

30
スポーツライター阿部珠樹氏が生前書かれた900編を超える文章の中から選ばれた42編。600ページもあるが、一気に読めた。▼主な執筆先であったスポーツ雑誌Numberは若いころ毎号読んでいたので、氏が書く、例えばその試合のアヤとなった人やモノ・コトをあぶりだす後日談的な文章は、どれも読み応えがあったと記憶する。スポーツを読む楽しさを教えてもらった人かもしれない(あれ?山際淳司氏だったかな?まあどちらもw)。中でも日本プロ野球界の古い体質に嫌気がさしメジャーに挑戦した野茂英雄投手の活躍を追った文章は印象深く⇒2024/02/07

りんだりん

25
文藝春秋の「Number」や競馬関連雑誌の「優駿」などに寄稿されていた阿部珠樹さんの作品集。600ページに及ぶ分厚い単行本だが、一気に読み切ってしまえる。特に大好きな競馬に関するものは、自分の知らない時代の話も含めてどれも引き込まれた。メジロマックイーンvsトウカイテイオーは私も「ウマフリ」さんに寄稿したことがあるが、この2頭だけではなく周辺の馬や騎手にも焦点をあてることでより2頭の戦いを重層的に魅せる手法に感心させられた。読み応えたっぷりの良書。★32024/02/18

hideto

14
ノンフィクション、とりわけスポーツにまつわるものが大好きな私ですが、著者の阿部珠樹さんの名前は初めて聞いた気がします。残念ながら2015年にお亡くなりになっていますが、彼の書いた記事をまとめた1冊です。題材は野球を始め、サッカー、競馬、プロレスとオールジャンル。ああ、こういうことあったなと懐かしく思えるものばかり。特に野茂英雄にまつわる記事は読み応えたっぷり。600ページに渡る大作ですが、ページをめくる手が止まらず、思いのほか早く読み終えました。2024/01/23

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