内容説明
首都圏の鉄道路線というと、山手線や中央線という中核路線のほかには郊外に延びる私鉄路線などが目に留まります。
ただ、そうした中で異彩を放つ武蔵野線は、首都圏で暮らしているならば誰もが一度は気にしたことがある路線でしょう。
しかし、全区間乗ったことがある人はほとんどおらず、他のところはどんなところだろうと気にしている人も少なくないはずです。
武蔵野線全体はもとより、各駅についても実際に乗車・訪問することによる詳細な現状ルポを交えつつ、武蔵野線の効果的な利用方法をも提示することで、首都圏の鉄道ファン、鉄道ユーザーの琴線をくすぐることは間違いないでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Abercrombie
3
西から東へ、駅や街の歴史を紹介しつつの旅は楽しいけど、どこか独り善がりな文章に引っ掛かりを覚える。2024/02/02
お抹茶
1
本書のはじめににも書いてある通り,武蔵野線は独特である。ターミナルを持たず,東京都心の外縁をぐるっと囲んでいて,貨物列車も走る。本書を読むと,当時は旅客線としてはあまり期待されていなかったものの,開業50年で大きく乗降客を増やした様子がわかる。特に東武鉄道との接続駅の北朝霞と南越谷は東武鉄道においても乗降客上位駅になるほどに成長した。各駅の歴史という旅客面と,武蔵野線の特徴の一つと言える貨物線の両面を解説。東京のベッドタウンを辿ることで,首都圏の地理歴史も感じられる。2024/01/14
果てなき冒険たまこ
0
沿線住民なんで楽しみに読んでみたのだがまず写真が汚い。昭和期の本じゃないかと思うほど荒くて暗い写真ばかりで一気に読む気をなくした。それでも近くの駅に関するページを我慢して読んだけれどもなんか文章が卑屈で鼻につく。しかもレイクタウン建築前の建造物なんてちょっと調べればわかるだろうにわかりませんでしたで済ませる無責任さ。よくこんな本出版したな。(ちなみにレイクタウン建設前は市街化調整区域なので一面の草原で中心には火葬場があったのよ)2024/01/31