内容説明
77歳、元気ハツラツ!「今日ハオ爺チャン、ネッキングサセタゲマショウカ」――文豪・谷崎が〈老年の性〉を追究した晩年の最高傑作。挿絵・しりあがり寿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tyfk
8
キャッツアイ(15カラット)の指輪が300万円って、いまだといくら? 2020年の消費者物価指数を100としたとき1961年は約20なので、5倍の1500万円か。今週お騒がせの西新宿タワマン刺殺事件の2000万円よりは少ない。マゾ爺の変態ぶりは、今となってはそれほどでもなく、家族との心理的かけひきとか病気とか墓探しとか終活話に思えた。とりあえずカタカナで読破したけど、青空文庫のhtmlをひらがなに変換してみたのでざっと読み比べるかな。2024/05/10
オールド・ボリシェビク
3
いやはや、すさまじい小説だね。谷崎潤一郎という作家のしたたかさ、ずるさ、巧みさ。誰も太刀打ちできないよ。老いること。それでもしがみつくもの。それは「生」を超越した「性」なのだ。読者は選ぶ。たぶん、50歳以下、いや、還暦未満の人間にこの小説の真の面白さは理解できないのではないか。若い読者はむしろ、嫌悪感を抱くのではないか。しかし、それが谷崎の狙いだ。「若い奴らにわかってたまるかよ」と嘯く谷崎の薄笑いさえ想像できる。しりあがり寿の挿絵mぽどこか嫌らしくてよろしい。2026/03/31
健やか
1
脚フェチのドM老人の気持ちの悪い願望が、気持ち悪くもあり愉快。そんな彼によって振り回される家族。カタカナ表記で読みにくかったけど面白かった、 2025/05/17
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