内容説明
人生は、なるようになる――これがひとまずの結論です。幼少期の最初の記憶から、虫と猫とバカの壁と出会った八六年を語りつくす。読売新聞の好評連載「時代の証言者」を大幅加筆、「五〇の質問」を増補。養老先生はじめての自伝。
目次
Ⅰ 幼年時代と戦争
Ⅱ 昆虫少年、医学部へ
Ⅲ 解剖学者の奮闘
Ⅳ 『バカの壁』と〈まる〉との出会い
養老先生への五〇の質問
――朝起きて最初に何をやりますか/最後の晩餐で食べたいものは/自分をバカだなと思うことはありますか/いろいろな発言をされると誤解されることが多くて困りませんか/大人になるってどういうことですか/死についてどう思いますか……など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
194
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。養老 孟司は、新作中心に読んでいる作家です。著者の自伝プラスQ&A、タイトル通りの内容、ケセラセラ、私の考え方に似ています(笑)https://www.chuko.co.jp/tanko/2023/11/005712.html2024/01/02
かずぼう
41
本当に頭の良い人は、自分のペースで他者に翻弄されずに生きるんだと感じさせた。以下本文より「個性なんかなくても大丈夫、死なない。他人と比較することなんかやめて、その日その日を生きればいい」←共感「そもそも人生とは何か、なんてくよくよ、あれこれ考えていない状態が幸せ、夢我夢中で遊んだり、その状態の中に含まれているんですよ、幸せなんて」←的を得ている。2024/04/10
なにょう
27
つまらないことでもつまらないで終わらせないで、なんでつまらないのか考える。何か良いところはないか考える。なんでもよく考える。ただ、頭を使うばかりでもいけない。体を動かすことも大事だ。★人工物あふれる都市。だけど、われわれもまた自然の一部なのだ。たまには、花を愛で、空を眺め、森や林や山にも行ってみよう。2024/12/13
haruka
26
人生、なるようになる。煮詰まるまで待って、どうしようもなくなるまで自分からは動かない。人生は小さな必然の積み重ね。戦争や地震、必然は空から降ってくる。…養老さんの幼少時代からの自伝風エッセイを読むと、「子どもをもっと自然の中で育てたかったな」と思う。緑や生物や土は複雑でふしぎで、ふしぎに触れて自分もその一部なのだと理解して生きることが、とても大切なことだったのになぁ、と。。それが、なるようになるに繋がる。自分の意思で人生を選んで切り拓く!という思考だけで生きるとき、生は強いプレッシャーにさらされるから2025/02/10
かおりんご
26
エッセイ。今年の一冊目。なるようにかならないという、養老先生の考え方が好き。戦時中の話が興味深かった。2024/01/04
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