ゲンロン15

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ゲンロン15

  • 著者名:東浩紀
  • 価格 ¥2,277(本体¥2,070)
  • ゲンロン(2023/11発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784907188528

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内容説明

『訂正可能性の哲学』にもつながる消費とリゾートをめぐる東浩紀の論考、アジアを代表する若手哲学者ユク・ホイ氏へのインタビュー、川上未映子氏によるエッセイ、原一男氏・大島新氏・石戸諭氏による鼎談など、豪華内容を収録。

目次

【目次】
[巻頭論文]東浩紀|哲学とはなにか、あるいは客的-裏方的二重体について
[ゲンロンの目]川上未映子|春に思っていたこと
[座談会]原一男+大島新+石戸諭|ドキュメンタリーはエンターテインメントでなければならない
――――――――――――

[特別寄稿]三宅陽一郎|異世界転生とマルチバースと未来のコンテンツ
[エッセイ]宮崎裕助|脱構築のトリセツ──脱構築入門(の彼方へ)の一歩
[ゲンロンの目]山内志朗|〈セカイ系〉に捧げられた花束 中世ラテン哲学のすすめ
――――――――――――

[インタビュー]ユク・ホイ 聞き手=東浩紀 訳=伊勢康平|「わたしは自分の問いに忠実でありたい」ポストモダンとアジアと哲学をめぐる対話
[連載]ユク・ホイ 訳=伊勢康平|共存の言葉について 惑星的なものにかんする覚書 第2回
[連載]石田英敬|詩とアルコールと革命と 飛び魚と毒薬 第1回 + 第2回
[連載]イ・アレックス・テックァン 訳=鍵谷怜|ベルクソンとアフリカ 理論と冷戦 第5回
[連載]田中功起|見ないこと、見損なうこと、あるいはインフラストラクチュア 3月1日から9月2日 日付のあるノート、もしくは日記のようなもの 第16回
[連載]上田洋子|演劇に自由はあるのか、あるいは可視化される孤独の問題 ロシア語で旅する世界 第12回
[論考]能勢陽子|失われた抒情と穴が開いたレンコン状の月―梅津庸一の近年の作品
[エッセイ]川原伸晃|園芸とは超越の飼い慣らしである
――――――――――――

第6回ゲンロンSF新人賞受賞作
[解題]大森望
[創作」猿場つかさ|海にたゆたう一文字に 第6回SF新人賞受賞作
――――――――――――

[コラム]山森みか|イスラエルの日常、ときどき非日常 #10 「産めよ」「育てよ」「つがいになれ」
[コラム]辻田真佐憲|国威発揚の回顧と展望 #5 近鉄から逃れられない
[コラム]福冨渉|タイ現代文学ノート #8 変わる南の島
[コラムマンガ]まつい|島暮らしのザラシ #4
――――――――――――

ネコデウス15
寄稿者一覧
English Contents and Abstracts

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

39
東浩紀の巻頭論文『哲学とはなにか、あるいは客的-裏方的二重体について』キーワードである「消費者-生産者的二重体」はフーコーの「経験的-超越論的二重体」のもじりだという。生産者と超越論的、消費者と経験的が、それぞれに文系と理系の役割が担わされている。モダンとポストモダンの2つのモデルになっていて、明快ではあるがあまり理解されないのではないかという懸念を持つ。文系と理系の問題は「二重体」から心脳問題の「重ね描き」を連想させた。恐らく同じなのだろう。テクノロジーと人間の関係は万事が「重ね描き」であり、便利にはな2023/11/08

なをみん

0
前号に続けて読んだ2023年10月号。ストレートな哲学書式的文書多めの号かもだけど東氏の巻頭論文はわかりやすい。未映子様の自由エッセイも貴重かも。園芸の話も興味深くてもう少し読んでみたいと思う。ロシア戯曲の「孤独は、人間を追い詰め、愚かにする」っていう言葉にちょっとちくっとした。2024/05/12

mirie0908

0
今月実家帰省の往復新幹線で読む(なぜかゲンロン関連書籍はこのパターン多いな)。読みどころ多かった。2023/11/24

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