NHK出版新書<br> 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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NHK出版新書
運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

  • 著者名:橘玲/安藤寿康
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • NHK出版(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140887103

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内容説明

知能格差社会の真実から遺伝的な適性の見つけ方まで

知性、能力、性格、そして運まで――。行動遺伝学が明らかにしたのは、人間社会のあらゆる面を「遺伝の影」が覆っており、それから誰も逃れられないということだった。私たちは、残酷すぎる世界の真実といかに向き合うべきか。理不尽を乗り越え、成功を手にするための方法は存在するのか。ベストセラー作家と、行動遺伝学の第一人者が徹底的に論じる決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

85
遺伝と環境という人生に関わる二大要素について、本書を読む限りでは、環境も人間が作り出す部分が少なくなく、そこには個人の遺伝的要素が関係するという。著者の一人橘さんの著作でも、個人が生来持っている性質が人生に大きく関わることを強調されていたように思う。運や努力すらも、遺伝的要素に還元されるのだ。身も蓋もないとはこのことだろうか。そんな結論を知ったからには、それに逆らうべく努力する、という心性も遺伝のなせる技かも知れない。されば迷うことなく自分の考えの基、より良い未来に向けて努力する。本書読了後の結論である。2023/11/17

inami

51
★3.5 先週BS1の「FRONTIERS」という番組を観たが、これがなんとも興味深い話で・・日本人の祖先はこれまで縄文人と弥生人の二重構成とされてきたが、最近の研究(DNA鑑定)では三重構成になっていることがわかったそうだ。しかも現代人は第三のDNAを持つ東アジアからの渡来人(古墳時代)の構成率(約65%)が高いという。今後さらなる研究が期待されるところですが、さて本書は「偽悪的芸風の橘さん(著者談)」が行動遺伝学の第一人者と遺伝に関する事柄について論じている。 ⇒2023/12/14

hirokun

49
★4 『運は遺伝する』という表題に興味を覚え読み始めた。ゲノム研究が進むと共に遺伝の影響範囲が拡がるエビデンスが増加していることは理解していたが、この本を読んでも『運』の定義にもよるのだろうが、風が吹けば桶屋が儲かる以上のエビデンスの解説はなかったように思う。 遺伝の影響の大きさについては、橘さんの問いかけがうまく機能して安藤さんの解説が分かり易く展開されている。2023/12/19

チャーリブ

46
キャッチーな題名ですが、運が悪いと思っていたことの中には遺伝的要因がかかわっていることもある(たとえば危険な場所にいたり、目立つ行動をとるなど)という話。橘玲さん流の俗耳に入りやすい「行動遺伝学」を、学者の安藤寿康さんが専門家の立場から補説した対談。内容は盛りだくさんですが、私なりの結論は、私たちの人生(能力やパーソナリティ)は「遺伝ガチャ」によってあらかじめ可能性として決められていますが、各人が遺伝的な「自分」になることを人生の「成功」とみなしてはどうですか?です。つまり「咲ける場所を探しましょう」○2023/11/20

かずぼう

34
環境は、遺伝に勝てない、それに抗っての選択も遺伝?うーんよく分からなくなってきた。2024/03/03

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