内容説明
遠藤周作 生誕100年。
長年の苦しい病気づきあいから生まれた名言・至言!
死ぬときは死ぬがよし……だれもがこんな自在な境地で
死を迎えたいと思う。しかし死は怖い。ひたすら怖い。
だからこそ日夜、怠りない「死に稽古=生き稽古」が必要になる。
長年の苦心惨憺たる病気づきあいから、
人生に無意味なものは何一つないと言い切る著者が、
自らの失敗談を交えつつ贈る人生セミナー。
解説=矢代静一
※この電子書籍は1994年4月に刊行された文春文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
86
生死観を軸に綴られたユーモア溢れるエッセイ。本書を読んで初めて遠藤周作は好奇心旺盛で多趣味な人であることを知りました。著者はカトリックの洗礼を受けながらも仏教の知識も豊富で度々両者を引き合いに出して物事を語る様は興味深い。「ひとつだって無駄なものはないんです……ぼくが味わった苦しみ、ぼくが他人に与えた苦しみ……」これはモーリヤックの作中の言葉だけれど物凄く打ちのめされた時に覿面に効く魔法の言葉。「この世に繭(肉体)を残して蝶々になるのよ」と言ったロス博士の言葉にも慰められる気がする。2018/09/25
団塊シニア
55
医療に言及した内容が印象的である、患者は医学について素人、しかし素人でもわかるように病気について薬について説明してもらいたがっている、親切に説明してくれる医師を良医と思う、という内容は闘病生活が長かった筆者ならではの言葉である。2014/05/29
けぴ
43
遠藤周作さん生誕100年なんですね。高校の頃良く読みました。「死ぬ時は死ぬがよし」良寛の言葉を引用して死生について語るエッセイ。いわゆる狐狸庵ものとは一線を画した真面目な内容が多かった。2023/05/20
豆ぽち
39
偶然にも、遠藤氏が自宅書斎から眺めていたという山が、我が家からも見える。彼はあの山の稜線に何を見ていたのだろうか。私は遠藤周作のようには上手く生きられないし、きっと上手く死ねない。それでも、あの山は同じように私にも語りかけてくれているような気がする。2017/01/18
さきん
30
遠藤周作のエッセイ。晩年に近いのか死を見つめた内容が多い。連日手術も多かったようだ。交友関係が広くて驚く。そこそこのページの割に細かく区切られているので隙間時間に読むには大変良かった。キリスト教徒なのにほとんど仏教徒や神道のようなことばっかり話してたり、死を大ぴらに畏れていることを告白したり、笑える。個性の前に縁の積み重ねがあるというのはその通りと思った。幼いころの母や兄とのやり取りもほほえましい。やっぱり大器晩成だ。2018/11/16
-
- 電子書籍
- 拳に咲く月【タテヨミ】第25話 pic…
-
- 電子書籍
- 没落リリンは今日も後宮攻略中【電子単行…
-
- 電子書籍
- 捨てられた花婿【分冊】 4巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- 転生:トップスターの帰還第9話【タテヨ…
-
- 電子書籍
- ドレスを捨てた花嫁 ハーレクイン




