山と溪谷社<br> 証言 雪崩遭難

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山と溪谷社
証言 雪崩遭難

  • 著者名:阿部幹雄/尾関俊浩
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  • 特価 ¥841(本体¥765)
  • 山と溪谷社(2023/11発売)
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  • ISBN:9784635140317

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内容説明

2007年から2021年まで、全国で起きた雪崩事故を検証、最新の事例ごとに時系列で展開したノンフィクション読みもの。
事故の当事者たちから直接取材し、詳しく話を聞いた、いわば「遭難者の証言」である。

3件の事故に関しては、降雪結晶による雪崩事故、湿雪パウダーによる雪崩事故、しもざらめ雪による雪崩事故の分析を挿入し、雪氷学の専門家が科学的見地から解説している。

■内容
はじめに なくならない雪崩事故
1・「十勝連峰・上ホロ下降ルンゼの雪崩事故」〈2007年11月13日〉コンパニオン・レスキューの成功例。
2・「十勝連峰・上ホロ化物岩の雪崩事故」〈2007年11月23日〉雪崩トランシーバーの携行の有無が生死を分けた事例。
3・「大山・別山沢の雪崩事故」〈2016年3月6日〉油断から雪崩を誘発、自力脱出した事例。
4・「北アルプス・立山浄土山の雪崩事故」〈2016年11月29日〉大学WV部の学生が雪崩を誘発、遭難した事例。
5・「尾瀬・燧ヶ岳の雪崩事故」〈2019年3月9日〉「ココヘリ」を持った単独スキーヤーが雪崩に埋没、死亡した事例。
6・「北アルプス・白馬乗鞍岳裏天狗の雪崩事故」〈2020年2月28日〉スノーボーダが雪崩埋没、3時間1分後に無地救出された事例。
7・「大雪山・上川岳の雪崩事故」(2021年2月28日)コンパニオン・レスキューの成功例。低体温症への保温と加温。
おわりに 積丹岳雪崩事故と雪氷災害調査チーム


■著者について
阿部 幹雄(あべ・みきお)
1953年、愛媛県松山市生まれ。北海道大学工学部卒。
中国の高峰で8人が滑落死する遭難(1981)で生き残り、長年にわたり遺体の捜索収容を行なってきた。
新潮社の写真週刊誌『FOCUS』の契約記者としてソ連崩壊や自然を題材にした連載を掲載。
2003年から北海道テレビ放送HTBの契約記者。
第49、50、51次南極観測隊隊員(2007~2010)。
山岳地帯でテント生活をする地学調査隊のフィールドアシスタントとして研究者を支え、安全管理を担当した。
仕事のかたわら、雪崩教育や山岳救助に関するボランティア活動を行なっている。
雪崩事故防止研究会代表、日本雪氷学会雪氷災害調査チーム前代表。
主な著書は『生と死のミニャ・コンガ』『ドキュメント雪崩遭難』『那須雪崩事故の真相』(いずれも山と溪谷社)など多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やん

3
近年起きたいくつかの雪崩遭難について丹念に取材し解説している。救助され生還した人が被害に遭ったときに感じたことや救助者の心境まで書かれているので読み応えがある。同行者に救助されたり付近にいたグループの助けを借りて救出されたケースでも、助かったのは偶然の要素も少なくないと感じた。十分な装備や準備があっても雪崩に巻き込まれることがあるので、無装備や十分な訓練も受けずに雪山に入るのがどれほど無謀なことなのかがよくわかる。埋もれた人を無事助け出すことは遭難者はもとより救助者自身の心をも救うことになる。2024/03/08

takao

3
ふむ2023/12/04

a.i

2
★★★興味深い内容なのに誤植が多いせいで、後半はそればかりが気になってしまった…2024/07/22

onepei

2
冬山で雪崩に遭う遭わないは、ただの運の問題のような気持ちになる2024/01/21

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2023年12月初版。書き下ろし? 自然をナメるなよというお譚。2023/12/08

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