内容説明
殺された恋女房に誓う人情十手の新ヒーロー。
心優しい庶民の味方！
警察小説の匠の時代小説、新シリーズ第１弾！
川で見つかった亡骸を追う重蔵が町場で偶然出会う、今にも倒れそうな爺さんと同じ裏長屋で隠れ暮らす女。
絡む運命の糸を手繰ると…。
目の前で恋女房を破落戸に殺された重蔵は、悪党が一人もいなくなるまでお勤めに励むことを亡き女房に誓う。それから十年が経った命日の日、近くの川で男の骸がみつかる。体中に刺されたり切りつけられた痕があるのだが、なぜか顔だけはきれいだった。手札をもらう同心・千坂京之介、義弟の下っ引き・定吉と探索に乗り出す重蔵だったが…。
人情十手の新ヒーロー誕生！ 感涙必至!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アニータ
1
初めて読む作家さんです。重蔵が手札をもらう同心千坂京之介。先代と違ってとらえどころがないようですが、なかなかに鋭い推理力、眼力をもっているようです。まだのめりこむような面白さは感じず、宮部みゆきさんの回向院の茂七のほうが好みではありますが、次を読んでみようかなという気にはなっています。2024/09/19
goodchoice
0
捕物帳としては古いタイプの一作で、人情家の親分が町の皆のために肌を脱ぐという筋立てで意外と楽しめる 2023/09/01
