インフレ不可避の世界

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インフレ不可避の世界

  • 著者名:澤上篤人【著】
  • 価格 ¥1,595(本体¥1,450)
  • 明日香出版社(2023/11発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784756922069

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内容説明

米国では、2022年1月の消費者物価指数が前年同月比7.5%の上昇となり、
約40年ぶりの物価高に見舞われています。
日本でもガソリン高や食料品の値上げなど、日々の生活にも影響が出始めてきました。

これは一時的なものなのか?
今後、私たちの生活はどうなるのか?

本書では、投資運用の世界で50年のキャリアを持つ「さわかみファンド」創設者で、
長期の見通しをもとに圧倒的な実績を残している長期投資のパイオニア、澤上篤人氏の見解をまとめました。

氏は本書で、「想像を絶するひどい事態を、いかに軽傷でやり過ごすかを考えておきたい」と語ります。

株式・国債・不動産など多方面に影響が及ぶこと、そして今般のインフレが制御不能なマネーの暴走に発展することを、丁寧に解説します。


■読者特典

本書発売後の国内外の情勢変動を受けた著者の見解を、読者限定ブログで読むことができます。
詳細は本書の「おわりに」末尾に記載しています。


■目次

第1章 今回のインフレ、甘くみてはいけない
第2章 金融緩和バブル、崩れは近いぞ
第3章 露呈しだした張りボテ経済の限界
第4章 金融緩和政策、なんだったのか?
第5章 バブル崩壊、インフレ、財政危機
第6章 世界の運用の「常識」が総崩れに
第7章 長期投資の復活
第8章 年金問題、こうすれば解消できる
第9章 バブル崩壊とインフレ襲来、どう乗り切るか
第10章 「お金をまわす文化」を高めよう


■著者略歴

さわかみホールディングス代表取締役、さわかみ投信創業者。1971 年から 74 年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後 79 年から 96 年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を99年に設定した。同社の投信はこの 1 本のみで、純資産は約 3300 億円、顧客数は 11 万 7000 人を超え、日本における長期投資のパイオニアとして熱い支持を集めている。著書多数。『日経マネー』で 2000 年 9 月号から連載執筆中。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

55
さわかみファンド創業者著。過度な金融緩和で企業ゾンビ化、個人投資力は日銀株式買支えで育たず、低金利が個人消費・投資意欲をそぎ貯蓄に向かわせ、日本経済は壊滅したと(年1.7兆円といわれる個人資金が消費投資に向けば、経済は3.2%/年で成長した由)。巨額年金資金が市場支えた特殊要因も高齢化で今後期待できず、市場成長停止しアクティブ運用重要=さわかみファンド強い、と。また、マイナンバー制度で徴税率向上する為、税微増でベーシックインカム可能となり、超過所得が消費に回り経済活性化する由。一つの視点として勉強になった2022/12/16

baboocon

21
さわかみファンドの澤上篤人さんの著書を読むのは久しぶり(約10年ぶりくらい?)。以前とは違い、急激なインフレによる経済へのダメージに警鐘を鳴らす。日・米ともに金融緩和政策を継続しており、異常な低金利水準が続いているが、それももう限界だろうと。株式も債券市場もバブル崩壊を免れない。と前半の経済予測は面白く読めたのだけど、では投資家としてどうすべきか?という点は相場崩壊の前に証券はすべて売っておけ、暴落後に真面目に本業を営む会社の株に長期投資せよ…といつもの澤上節を述べるだけでちょっと物足りなかった。2022/03/05

Go Extreme

4
今回のインフレ、甘くみてはいけない: 日本の2% コストプッシュ・インフレ ボトルネック・インフレ サプライチェーン分断 地政学的ボトルネック 金融緩和バブル、崩れは近いぞ: どんなバブルも必ずはじける 張りボテ経済の限界: 空前の金融緩和 50年に及ぶ金融の時代 為政者たちのご都合主義 金融緩和政策、なんだったのか: 企業を潰させない・雇用を守る モラルハザード 放漫財政 バブル崩壊、インフレ、財政危機 世界の運用の常識が総崩れ 長期投資の復活 年金問題 バブル崩壊とインフレ襲来 お金をまわす文化2022/05/29

百年の積読

3
重複が多く、重複を除けば半分の量で済むかという冗長さ。でも内容自体は門外漢には面白かった。特に80年代バブルについてとても易しい解説があるのは有難かった。その内凄まじいインフレがやってくるという話はここ5年か10年くらいよく聞くが、確かに今日本筆頭に先進国がやっている「異次元の金融緩和」は、歴史の例に倣えば必ず破綻するはずなのである。その後は投機的運用から健全な長期投資の時代に転換、という著者の予測だが、強欲な人間がそんな憑き物が落ちたように心を入れ替えることがあるだろうか。他人事でなく、金は魔物だから…2022/09/03

さち

3
うーん🧐インフレ警告は良いのだが、バブル崩壊っていつなんだろう? 澤上さんの本らしいが前回のとあんまり変わってないかなぁ。2022/07/04

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