内容説明
カムデン侯爵家の娘セラフィーナは、物心つき始めた頃に自分が転生者だということに気づく。
それも『とある乙女ゲーム』の世界へ転生したことに。
ただなにを隠そうセラフィーナはそのゲームの『王太子ルート』を原作としたマンガを読んだことがあった。
しかしゲームのルートに巻き込まれないと高をくくって伸び伸び生きていたところ、
七つも年上の王太子から、婚約を申し込まれてしまう。
『前世読んだマンガだと、王子に「婚約者」なんて居なかったんですけど!?』
その後も王太子クリスからの好感度の高さが謎過ぎて……。
年の差、溺愛、乙ゲー転生ファンタジー第一弾、開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bulbul
4
乙女ゲームに転生したかもなモブ幼女令嬢セラフィーナ。7歳年上のメインヒーロー王太子が熱烈に求愛してきて。。セラフィーナの乙女らしからぬさっぱりした性格が好ましい。対する王太子のMAX溺愛とストーリーから脱落するヒロイン家。コメディとプロローグのある人物の慟哭と謎めいた背景が乙ゲー転生界に一石を投じる！(？) 切り口が大変面白かったです。王太子の告白は「馬鹿な男」と高みの見物からギュっっと胸を掴まれて読み手の好感度もＶ字回復間違いなしvv2023/12/12
史
2
安楽椅子探偵ならぬ安楽椅子ファンタジー。千一夜物語タイプともいうか。あまり見ない形ではあるる。長い話だということはわかるのだけれども、この1巻で終わらないのはナンセンス。ただ聞き入ってしまうのもわかるくらいに、重い話を軽やかに描いています。すべての評価は次巻を読んでから、でしょうか。悪くない。2024/03/19
