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内容説明
[本書の構成]
はじめに
第1章 青春の学生運動
第2章 青春の高度経済成長
第3章 青春の昭和文化・社会風俗
第4章 新たな時代を切り拓いた人物たち
第5章 高度経済成長と繁栄の「陰」
第6章 「昭和の青春」世代のこれまでとこれから
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
93
著者は団塊の世代よりひとつ下。著者と昭和の関わりについて、様々な出来事や学生時代、記者時代の思い出話で構成されている。私も昭和は約30年体感した。社会の出来事に関心をもったりテレビで見たりしたのは昭和も45年より後だ。よど号ハイジャックや浅間山荘事件、ロッキード事件、天皇崩御他、自分自身も小学から高校までそして会社に入って多くの出来事を経験した。思えばスマホもない時代不便もあったが自分にとってはいい思い出のほうが多かったなあ。2025年、団塊の世代が後期高齢者になるという。介護、年金、保険ああ絶望的 2024/03/29
ikedama99
17
「二十歳の原点序章」、「二十歳の原点」にあった「学生運動」についてさわりでもいいから知りたいと思ったことと時代の中でのその運動の位置づけ、そして自分が生まれて前半を過ごした昭和を知りたいと思って読んでみた。安保学生運動、ベトナムが表に出てくる1960年代と高度経済成長期、自分が子供から青年期だったあの時代をあらためて俯瞰すると勢いのある時代だったと思う。「今と比べて」というのではなく、その時代のありようとしてより知るべきだと思った。池上さんがサブマリン707に夢中だったとあってうれしかった。(私も好き)2024/02/23
古本虫がさまよう
8
ベトナム戦争の回顧などもあるが、もう一言、1975年のサイゴン陥落後のベトナム難民の大発生について反戦反米運動の輩(小田実ほか)がほぼ「沈黙」した事実についても触れていればなおよかったと思う。「解放」と賛美した新聞も、難民は富裕階層といわんばかりの記事を書いたこともあった。ベトナム戦争に関しては、池上さんは下記のようなシャープな分析(ベトコンの嘘)も9年前の日経コラムでしていたが、本書にはその件に関する一言がないのは残念だ。 ベトナム戦争終結40年 世界は騙されていた(2015・10・5日経朝刊参照) 2024/01/21
ないとう
8
団塊の世代の一つ下の年齢(1950年生)の池上さんが語る昭和、というより戦後の出来事総まとめ本。一つ一つの内容は深くは無いが広く知識を入れる事ができる。昭和55年生まれの自分にとっては殆が生まれる前の出来事だけども、平成の天皇陛下のエピソードなど、知っているようで知らないこともたくさん。勉強になりました。1960年安保は、安保の内容自体に反対なのではなくて、岸内閣の強行採決に反対だったので。そういう細かい部分も知れる。2024/01/05
れいまん
8
昭和のおさらいにうってつけの本。リアル世代は懐かしみ、現代世代は現代史のおさらいになります! 歴史は同じことは起こらないが韻を踏むので、今のスタグフレーションは同じ道をたどっていますね~2023/12/06