内容説明
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『詩を読みたくなる日』『となりの谷川俊太郎』で知られるポエムピースから、新しい現代詩詩集ができました。
現代詩人 Payaoが書く、苦しくて、もどかしくて、だけど愛おしい言葉の数々。
「失くしたことで気づける愛」をテーマに、30篇の詩をお届けします。
そういえば、
風の強い日が好きだった
永遠にのぼる雲
無限につづく向日葵
届かないモノを追いかけられるほど
心がありあまっていたのに
接続詞がもどかしい
余白のなかに帰りたい
大勢の人に囲まれても
心は宇宙でひとりきり
やっと大人になれたのに
やっぱり生き直したいなんて
そんなの、絶対
寂しくないですか
(本文より抜粋)
うつ病を経験し、一時は希望を見出すことができなかったという著者。
同じように不安を感じている人に言葉を届けるためSNSに詩の投稿を始めると、またたく間に共感を呼び寄せ、話題になりました。
本書では、その中からとくに反響の大きかった作品を厳選して掲載するほか、新たに書き下ろされた詩も収録。詩の傍らには著者自身が撮影した写真を添え、季節のうつろいとともに繊細な心の動きを感じられるような構成をとりました。
みんなが未来に不安を感じ、愛情に飢えているこの時代だからこそ生まれた、誰かの傷に寄り添うような一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ディディエ・メラ
3
ふわっと取りとめのない、だけど時々スパイスの効いた詩のようなエッセイのような‥。兎に角掴みどころのない水彩画みたいな作品集。それで居て人生や男女の機微をしっかりと捉えて描いている。X (旧 Twitter) でふと存在を知り、最近はnote等の投稿も追いかけている。ユルフワ系詩人とは一線を画す存在。2025/08/31
加藤潤
0
言葉にできない、 あるいは言葉にする必要のない感情を 忘れないように あえて回りくどい表現を使って なんてことのない日常を詩として残す。 その日常が今日の自分を作っているのだから。 という内容の詩集でした。2025/09/21
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