内容説明
大戦下のユーゴスラヴィアを舞台に繰り広げられる、
実話に基づく愛と友情と勇気の一大群像エスピオナージュ!
1941年、ベオグラード。大学で青春を謳歌していた英米の留学生、ジョゼフ、ディック、セレステ、ペネロピの4人の平和な日常はある日一変する。突如ナチス・ドイツがバルカン半島への侵攻を開始したのだ。
命からがらユーゴスラヴィアを脱出し祖国へ帰る彼らだったが、それぞれの国の情報機関から、その逃避行の経験や言語能力を買われ、工作員にスカウトされる。
当時、第三帝国占領下のユーゴスラヴィアには、ミハイロヴィッチ将軍が率いる民族派の〈チェトニック〉と、チトーをリーダーとする共産主義派の〈パルチザン〉というふたつの対独抵抗組織があり、反目しあっていた。OSSの一員となったジョゼフは、連合国軍が支援するべきは〈チェトニック〉と〈パルチザン〉のどちらの組織なのかを見極めるという任務を帯び、ミハイロヴィッチのもとへ落下傘降下する。だが、ゲシュタポの魔手はバルカン半島だけでなく、連合国内の諜報機関にも伸びていて……(解説・関口苑生)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まぶぜたろう
14
留学生活を送っていた四人の男女がそれぞれの戦争を迎える。敵地潜入、諜報戦、そしてささやかなロマンス。その合間にユーゴのレジスタンス史や最前線での通信や暗号事情が描かれる。と書くと、波瀾万丈、盛りだくさん、いかにも面白そうなのだが、これが全くつまらん。なぜなら全てが説明で、描写がなく、演出がないから。スッカスカのあらすじ。ご都合主義的でもある。もしや昔の冒険小説もこんな感じだったのかとも思うが、グレイマンの時代にこれはない。と、嫌々読んでたのだが、クライマックスはちょっといいってのも逆に癪に触る。(◯◯◯)2023/12/23
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