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内容説明
人間の選択と行動に密かに影響を及ぼす科学的な方法71を紹介。行動経済学や心理学、脳科学の理論・実験と共に実際にバイアスが使われている世界のビジネスや政策の事例も豊富に掲載。読み物として面白いだけでなく、実際の日常生活や仕事でバイアスを活用する方法も解説。面白くてタメになる満足度120%の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
104
「認知バイアス」、面白いなぁ!自分を動かすも他人を動かすも「認知バイアス」が共通して大きな助けになるのではないかと思いました。これを知っておくのとそうでないのとは全然違うなぁ。2024/07/23
R
77
行動経済学という名の下に、誰もがやってる、やってしまいそうなことに名前がつけられていて、知ってるのに知らなかったのオンパレードでとても面白かった。どれもこれも覚えておきたいと思える内容ばかりで、詐欺の技術ときわめて近いところにある、人間の仕組みを解説した本のようだった。ごく単純な、数字の示し方や、話す順序、ちょっとした仕草なんかで世の中がずいぶん生きやすくなりそうな気すらしてくる本だった。2024/02/15
tonnura007
48
行動経済学の入門書。書店に並ぶほかの類書よりも読みやすく、網羅されているように感じた。 副題にもある通りで、教養としてこの分野を学ぶことは重要であると思う。日常生活にどれほどの仕掛けが施されているのかということが読んでいてよくわかる。ネットでも登録は非常に簡単、解約には手間がかかるというのはよくあるが、どうしても悪質と感じてしまう。一方で、冒頭の小便器のハエの絵ように低コストで清潔を保つというのは非常に有益。要は使い方次第というのはどの分野、学問も同じと思う。2024/06/21
ta_chanko
24
誰も認知バイアスからは逃れられないしかしそれを知ることで、人々の適切な行動を促すことができる。人々の行動には無意識に同調圧力・リスク回避・先延ばし・デフォルト選択などが埋め込まれている。また、お金や時間がないと、適切な行動がとれなくなる。望ましくない行動を注意すると、かえってそれが増長してしまう。金銭を報酬や懲罰に使うと、逆効果になることもある。上手に脳を勘違いさせることで、自分や人々の行動を変え、よりよい社会を築くことができる。2024/08/14
hitomi
23
図書館で見かけて。行動経済学についての本はよく読んでいるため知っていることも多かったですが、文章が読みやすくて楽しく読めました。著者のエヴァは行動経済学者で、もうひとりの著者ティムは広告業界でクリエイティブ・ディレクターとして活躍しているそうです。本書は、この2人の組み合わせが絶妙であるように感じました。堅くなりすぎず、さまざまな実験結果と具体例を軽妙に紹介しているので、飽きずに読めます。「曖昧さ回避」や「予期的後悔」を頭に入れて、決断を先送りせずやるべきことはすぐにやろうと思いました。2024/10/05