オーリンと バイオリン

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オーリンと バイオリン

  • ISBN:9784909809513

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内容説明

平原で落し物のバイオリンを年老いたライオンが見つけました。そして年老いたキリギリスに「音楽」を習いながら練習をしていきます。その音楽が平原に流れ、いつしかいろいろな動物が集まってきて大きなパーティーとなります。そしてそのパーティーが思わぬことになって荒れた平原も草の生い茂る豊かな平原に戻っていきます。音楽を通して生命力を語る絵本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

157
音楽家がアフリカの大地でライオンにびっくりして、大切なバイオリンを投げ捨てていく。そんなありえない場面から始まっている。年老いて痩せ細り、最近はいつも岩を枕にして横になっているオーリンが、ふと弾いてみようかと立ち上がり、その音色を聴いて草食動物までもが集まってくる愉快な絵本。最初は不協和音で、同じく年寄りのキリギリスを困らせていたけれど。みんなが集まって、打楽器のリズムとメロディが一つになれば、サバンナの合唱団がここに誕生。盛り上がりすぎて落とし物をたくさんしたけれど、どんなときでも元気になれる音楽の力。2025/01/12

ヒラP@ehon.gohon

19
音楽を通して生命力を語る絵本とありました。 なるほどこんな切り口もあったのかと、意外な展開に楽しくなってしまいました。 ひもじい心を癒やすのは音楽です。 落とし物のバイオリンを奏でるライオンに、動物たちが集まってきてみごとな音楽会が始まりました。 躍動するリズムで心が緩むと、おしりも緩むのでしょうか。 ブリブリコロコロウンチの山ができました。 そこから荒れ地に草が生えてくるという話、たしかに生命力の話でした。2024/02/07

ふじ

16
すごく生命力を感じる絵本で好き。ライオンの顔が大きくて魅せる絵なところもいい。老ライオンだとジオジオを思い出すけれど、彼はそんな繊細ではなく、まだまだパワーに満ち溢れています。それも、平和なパワー。命って、自然って、こうあるものなのかも。#NetGalleyJP2024/12/28

ヒラP@ehon.gohon

12
C事業所で読み聞かせしました。2024/01/26

猿田彦

6
足が弱り、牙が抜け落ち、たてがみもボロボロの年老いたライオン、オーリンは疲れ切った日々を送っていた。が、旅の音楽家の落としていったバイオリンを拾ってからは生活が一変しました。記憶をたどって練習しているうちに上達し、その音色に誘われるように森の動物たち集まり大合奏。退屈だった日々は音楽によって豊かなものに変わっていきます。オーリンの表情の変化が何よりもそのことを物語っています。私からのおすすめ本です。2024/04/27

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