集英社文庫<br> 波の鼓動と風の歌

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集英社文庫
波の鼓動と風の歌

  • 著者名:佐藤さくら【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 集英社(2023/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087445695

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内容説明

自己肯定感が低く、日陰にいる者を自認し、生きづらさを抱えて暮らしている女子高生のナギは、校外学習で行った小さな山で湖に転落。人と獣のまじりものの姿で目覚める。岩牢に囚われた彼女を救ったのは、紺碧の瞳をした少年。元の生活に戻ることを願い、共に都を目指すが……。煌めく星の海。空を翔ける翠竜。美しい異境の地には、恐るべき“秘密”が眠っていた。交錯する人々の思惑は、やがて国の存亡を懸けた戦いに発展し――。その時、ナギが選び取る運命とは? 魂震える、冒険ファンタジー。令和の『ナルニア国物語』誕生!

目次

第一部 草原の旅路
第一章
第二章
第二部 王と王柱
第一章
第二章
終章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
遠足中に友人と湖に転落し、なぜか人と獣のまじりものの姿で一人目覚めた女子高生のナギ。岩牢に囚われていたところを紺碧の瞳をした少年サージェに救われ、元の生活に戻るために二人で都を目指すファンタジー。虐げられる絶望から救われ、元の姿に戻って帰るためには王都にいる見師が必要であるために、サージェと一緒に王都を目指すナギ。癒やされるまでに時間も必要だった彼女が、美しい異郷の地に眠る秘密を知り、様々な思惑が交錯する中でサージェとともに国の存亡を懸けた戦いに巻き込まれ、これからどんな出会いが待っているのか楽しみです。2023/10/19

秀玉

11
小説って知力で一気に書ける内容、下調べに時間がかかる、データに基づく小説、学力がいる内容などいろいろあると思うが、この小説は想像力と感性、知見に文の力だと思う。いやすごい内容だ。高校生ころの生きづらさ、人付き合い、自分の弱さもうまく表している。弱い自分に活躍したい自分、そんな自分を小説として形で表現する。その表現方法はいろいろあるが、この小説はファンタジー系別世界。少女の気持ちをうまく表現出来ている。みたことないもの、美しい空に音楽、それらに目を心を輝かせる、それらがさりげなく表現され明るさを保っている。2025/06/11

ネロ

7
うーーん…読むのにかなり時間がかかってしまいました。面白いかどうかと言われると…イマイチかもしれません。読みやすい文章だしイラストも合ってるし、設定や世界観も面白いんだけど、妙に入り込めなくて。キャラクターが誰も好きになれなかったからかな。確かに十二国記を彷彿とさせる、というかかぶりすぎていろいろ比べてしまいますね。それ故全てが中途半端に思えて…クライマックスのナギとサージェの邂逅くらいしか見どころがなかったな…。でももしかしたら面白くなるのかもしれない、という期待もあり次巻が出たら読みます笑2023/12/27

ウォーカージョン

3
うーむ。設定は面白そうだったけど。十二国記で山月記。暗くて説教臭くて、その上キャラに感情移入できず。ワクワクしなかったというか、なんというか。2024/05/26

外道皇帝

3
狼の左腕とドラゴンの両足を持つまじりものとして忌み嫌われ、鉱山で働かされる奴隷として転生した女子高生の数奇な運命。他人の犠牲の上に成り立つ人生の意味を問う真面目なファンタジー。相変わらずこの作者の作品は面白いなあ。2024/05/17

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