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内容説明
何度でも読み返したい、バーネットの最高傑作!
美しい自然の中で子どもたちが自ら心と体の健康を取り戻していく、愛と真実にあふれた物語です。
両親が病で亡くなり、メアリは、英国・ヨークシャーに住む伯父に引き取られることになりました。
伯父の屋敷には、もう長いこと、忘れさられ、荒れ果てた庭園がありました。
〈あたし、庭を盗んじゃったの。でも、それはだれの庭でもないの--あなたは秘密を守れる人?〉
日ごとに生きかえっていく花園に夢中のメアリ。荒野を知りつくし、動物にしたわれているディコンに心をひらき、自分だけの秘密の花園の存在をおしえます。
いっぽう、ある雨の日、夜ごと屋敷にひびく子どもの泣き声の正体がついにわかって……。
読みやすさで人気のある谷口由美子の美しい訳、イラストレーター北澤平祐と装丁家・中嶋香織とによる、クラシカルかつ可愛い装丁で、永遠の名作がよみがえります。
プレゼントにも、自分で持っているにも、ぴったりの一冊です。
*中学生以上の漢字にルビつき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
糸巻
20
不健康で不機嫌な少女メアリは家族を亡くし、イングランド北部ヨークシャーの叔父に引き取られるためインドからやって来る。愛情を知らずに育ったメアリが世話係のマーサやマーサの弟のディコンと出会い、心身の成長と共に閉じられた花園を復活させる物語だ。小学生時にコミカライズされたものを読んで知った気になっていたが、この原作を読まなければマーサ姉弟の母親の素晴らしさに気付けなかった。人格者でもあるかあさんの地球をオレンジに例えた話がとても良かった。原作は100年以上も前に出版されたという。子供向けだが読み応え有り。2024/10/21
ぐっちー
13
子供の頃、読んだかもしれないが、多分ダイジェストだったのだと思う。こんなに素敵な物語だと気付いていなかった。愛を知らずに強張った心を抱えて生きる子供たちが、荒れ果てた庭に春を呼び込むことで快復してゆく。ビジネスライクな対応の大人たちを見ていて反省しきり。 心は庭と同じなのだ。みんな自分の庭を持っている。植物や小さな生き物たちの描写が緩やかで優しく包みこんでくれる読書体験。庭にいます、という言葉が、温かく潤してくれる。くすんでしまった大人こそ読みたい本。2024/03/23
亮
3
子どもの頃に読んだ印象は、閉ざされた庭をこどもたちが薔薇を咲かせて甦らせるお話。嵐が丘と同じムーアが舞台だとは思わなかった。記憶よりもずっと分厚い本には、庭だけでなく閉ざされていた心の復活も描かれていて、ほどけていく気持ちに寄り添い感動した。2024/08/19
ちゃんえぐ
0
庭で土や雑草などの自然と向き合い、生き生きしていく様子は、夢中になれるもの+愛情をそそげるものに出会えたんだな、と思い私もものすごく幸せな気持ちになった。 誰かを大切にしたい、何かを大切にしたい、という気持ちはその人の精神を成長させるのだな、と知った。メアリもコリンも人のことを嫌っていても、(続き…https://2halfseconds-watashityou.hatenablog.com/?_gl=1*1ig0yru*_gcl_au*MTEyOTk2OTEwMS4xNzU1NTY2OTU4)2025/08/13
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