笑いの日本史

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笑いの日本史

  • 著者名:舩橋晴雄【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 中央公論新社(2023/10発売)
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  • ISBN:9784120056666

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内容説明

目 次

 第一章    神楽 神も笑い人も笑う   
 第二章    言の葉  言霊の幸はふ国   
 第三章    物語 異界からの来訪者   
 第四章    仮名 日本語の成立   
 第五章    国風 日本人の美意識   
 第六章    今様 「日本第一の大天狗」の秘密  
 第七章    誑惑 だましだまされる   
 第八章    戯画 宗教画として見る   
 第九章    凡俗 「達人」と「くらき人」    
 第十章    御伽噺  浦島説話の変遷   
 第十一章   禅画 瓢箪ナマズの禅問答   
 第十二章   同朋衆   笑いを生む社交の場   
 第十三章   頓智 風狂と栄衒の大喧嘩   
 第十四章   狂言 救済劇として観る   
 第十五章   俳諧 連歌から生まれる笑いの文藝 
 第十六章   寓話 動物に仮託した人間の性(さが)   
 第十七章   笑話 笑いで教化する   
 第十八章   浮世 虚の笑いと実の笑い   
 第十九章   軽口 落語家の三人の祖   
 第二十章   気質 「気質(かたぎ)」と「気質(きしつ)   
 第二十一章  遊里 誰もが知りたい「手練手管」
 第二十二章  非常 中国笑話の流行   
 第二十三章  川柳 笑いのシステム化   
 第二十四章  遊戯 パロディとしての狂詩・狂歌 
 第二十五章  諷刺 自嘲の笑いが諷するもの   
 第二十六章  俳画 画俳両道の人   
 第二十七章  論争 尊大のおや玉vs浮浪士(のらもの)   
 第二十八章  半可通  色男、金あり、力なし   
 第二十九章  化物 虚を虚として楽しむ   
 第三十章   捷才 笑いのない笑い   
 第三十一章  滑稽 卑俗コンビの人気   
 第三十二章  漫画 「笑門来福」の教え   
 第三十三章  日本の笑い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

45
神楽、物語から狂言、川柳、漫画まで、およそ笑いに関わってくるであろう多くの事物について章立てて記してきた著者は、最終章で日本の笑いについてまとめている。その特色は、多様性、遊戯性、共同性・・・、などに集約され、多様な表現方法で、取り上げられている主題も様々。それを産み出したものは、多元的な日本の成り立ちや社会のあり方、人々の考え方にあるという。笑いのもたらす効果を心身の健康、組織の健康などと記した著者は、現代日本には社交の場が衰え、笑う機会が減少し、その効用が発揮されにくくなっているとも記す。著者は最後に2024/01/23

Go Extreme

1
笑いの文化的背景:多神教 言霊信仰 神話的起源 日本独自 言葉遊び 同音異義語 言霊の幸はふ国 神々の笑い 古典文学における笑い:万葉集 枕草子 狂歌 戯作 風刺 祭り風習 ものづくし 表現の多様性 社会的機能:交流促進 コミュニティ結束 社会批判 仏教的視点 哲学的考察 社会矛盾指摘 大奥の笑い 笑いと政治・権力:将軍家 大名家 武士の風刺 風刺画 落語の政治批判 江戸の笑い 政治的駆け引き 現代への影響:バラエティ番組 コメディ文化 伝統継承の課題 遊戯的要素変遷 文化的意義 価値観形成 笑いの進化2025/03/03

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