小学館文庫<br> 女形と針子

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小学館文庫
女形と針子

  • 著者名:金子ユミ【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 小学館(2023/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094073089

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内容説明

明治歌舞伎青春譚、ここに開幕!

全国を回り旅芝居を続ける傍流歌舞伎一座「花房座」。座頭の長女である百多は亡き母に代わり裏方の仕事を一手に担い花房座を陰から支えていた。

百多の頑張りもあり、一座の評判は上々。ついに東京の大きな芝居小屋での興行が決まった。

しかしそんな中、人気の若女形である弟の千多が失踪してしまう。千多なしで次の興行は成り立たない。急遽、百多が弟に化け舞台に立つことになるが、運悪く衣裳屋の職人・暁に正体が露見してしまい――。

女形の「女」と針子の「男」。一座と衣裳屋の危機を救うため、秘密を共有した二人が大舞台に挑む。明治歌舞伎青春譚、ここに開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

陽ちゃん

8
確か、新聞の新刊案内で紹介されていた作品だったかと。出奔した弟千多の代わりに花房座の若女形千之丞として東京で舞台に立つ女の百多と、舞台衣装の針子として花房座を助ける男の暁。本音をぶつけ合う二人の関係がいいです。千多が移ったサーカス往来座と花房座とのコラボ共演、見てみたいかも。2024/06/08

Ayako H

6
図書館から。エンタメ劇ではありますが、題材が歌舞伎、その作者、衣装担当にピントをしぼったところが面白かった。江戸時代が終わっても急に頭の中が変わるわけじゃない、男だ女だに振り回される、微妙な時代でしたね。女が役者やったっていいしゃない、ねぇ。ということでわりと面白かった。2025/05/13

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