内容説明
うつ、神経症、心身症、不登校、引きこもり、リストカット、自殺、いじめ、非行、薬物依存など、心と行動に関わる深刻な問題が山積する現代日本。仏教と心理学を統合したアプローチにより、適切で有効な理解と対処法を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
EDA
2
アドラー心理学側からでも、仏教(唯識多め)側からでも、お互いの考え方を解かりやすく紹介しています。どちらの入口からでも解りあえる大変良い本でした。個人的に言うと、こころの問題とか仏教の各宗派でスローガンにしたりしますが、現代の仏教はアドラー心理学と違い、臨床的にこころの問題を解決するメソッドを持ち合わせていないと思います。アドラー心理学が日本で普及するためには、在家仏教的な生活を理想というか拠り所にしていくのが良いのではないかと思いました。2023/12/06
n yamamoto
2
仏教の勉強を始めて唯識が自分にあっていると感じてる。実践的なアドラー心理学も好きだ。アドラー心理学の知識から現代語で仏教の言葉を解説してくれるのがありがたい。勉強になります。しかし、仏教のとっつきにくさは初心者に専門用語を押し付けすぎとも、あらためて思う。2021/02/12
6haramitsu
2
アドラー心理学と仏教のつながりなど基本的に同感。やっぱり分別知が根源ですね!「空」がちょっと分かった気がする!よかった。 万教同根でみんな同じ高い山を別の登山道で登っているので、近現代になって標高が上がってきてそれぞれ別の登山道が近くなって見えてきているんだと思います。著者の文書はちょっと分かりづらい、アドラー心理学のテーマが終わって仏教(唯識)のテーマが始まるとあるけど、もう人レベル統合して考えられるはずと直感してる。もうちょっと人類には時間が必要なのかな。2016/12/28
Sin'iti Yamaguti
1
著者は心理学者であり、仏教学者でも僧侶でもない(著者略歴によると神学を修めた牧師でもあるようだが)。非専門家であるにも関わらず、というか、むしろ非専門家であるからこそ、仏教(主には大乗唯識派)を概括的にとらえ、掘り下げ、分かりやすく解説されていることに驚嘆する。私も今までずいぶん仏教書を読んできたが、ここまで深くてかつ分かりやすい本はなかった。もっと早く読むべきだった。 内容は、仏教と心理学を相互補完的なものとして統合を目ざすことにより、人および人類の幸福に資することができる、その道筋を示す、というもの。2019/07/18
-
- 電子書籍
- これからの5歳児健診
-
- 電子書籍
- 【単話】ファミレス行こ。 第0話 ビー…
-
- 電子書籍
- 転生王女と天才令嬢の魔法革命【ノベル分…
-
- 電子書籍
- 大嫌いな運命の人7 ピース!
-
- 電子書籍
- ギラつき上司と偽装結婚!?【全年齢版・…