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内容説明
今、あらゆる側面で日本人の価値観や嗜好の年齢による差が小さくなっている。こうした「消齢化」が進む社会では“デモグラフィック属性”による既存のマーケティングは通用しない。ならばどうすべきか? 30年に及ぶ膨大なデータが描き出す、現代日本の実像とビジネスの未来予測。未来を生きる発想転換のヒントが満載!
目次
はじめに ~さよなら、デモグラ。~
【第1章】消齢化の発見
【第2章】消齢化の背景
【第3章】消齢化の未来
【第4章】有識者と考える「消齢化社会」
【終章】発想転換のための8つのヒント
おわりに 消齢化発想で、新市場創造を。
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
生活者の意識や好み、価値観などについて、年齢による違いが小さくなる現象が進む消齢化社会。30年に及ぶ生活者データをもとに分析した背景や、この先日本で起きる変化の仮説などを紹介する一冊。博報堂が2年に1度実施する生活定点調査で見えてきた、年代ごとの違いが徐々に少なくなってきたという仮説。「失われた30年」をともに経験した世代、生き方の選択肢が広がりライフステージと年齢が乖離して価値観の同質化が進んだという考察、メリット・デメリットを踏まえながら、これからの未来を考える一冊はインタビューも興味深かったですね。2023/09/10
もえたく
17
30年に及ぶ膨大なデータから、近年の日本は、年齢による好みや価値観の差が小さくなる「消齢化」社会になっており、その特質を前向きに捉えようと論じた新書。なんとなく感じていた事を、言葉で定義されると納得してしまう感じ。多様性の時代と言われながら、一方で年齢による嗜好の差が消えていくというのは面白い。興味深い視点だと思いました。2025/01/17
大先生
9
消齢化=生活者の意識や好み、価値観などについて、年代・年齢による違いが小さくなる現象。だそうです。例えば、今の高齢者は30年前と比較して焼肉好きだし、離婚は絶対良くないとは考えない。消齢化の背景としては、①元気なシニア増加、②年齢を気にしない人の増加、③ネットの普及、④日本経済の低迷がずっと続いていること。年齢による違いより、学歴・収入による違いの方が大きい社会になっているということですね。価値観は似ていても、身体的な老化は避けられないところであり、それを軽視している気がします。2024/09/16
はまななゆみ
6
「消齢化社会」とはなるほどの観点でした。その背景も。価値観含めた各違いは年齢ではなくて各個人の趣向等の違いによってくるのかもしれません。「高齢化社会」よりも何となく希望を持てる気がしました。2023/11/06
yanapie
2
⭐️2024/07/09