内容説明
「連城くんにはね、わたしの婚約者になってほしいの」学校で一番可愛いと噂の北欧美少女――愛乃・リュティを本屋で助けた連城透は、婚約者になってほしいと頼まれる。
最初は政略結婚を拒否するためのお願いだったのだが、実はその相手が透だと知った愛乃は途端に結婚に乗り気になり始めて……!?
これは形だけの婚約者だったはずの二人が、少しずつ互いに理解しあって、本物の恋人となっていくお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
学校で一番可愛いと噂の北欧美少女・愛乃リュティを書店で偶然助けた連城透。そんな彼の優しさに触れた愛乃から、政略結婚を拒否するために透に婚約者になってほしいと告げられる青春ラブコメ。かつて婚約者を守れず婚約を解消された透の苦い過去。しかし実はその相手が透だったと知って途端に婚約に乗り気になり始める愛乃。そこから同棲が決まるまでの展開は早かったですけど、積極的にぐいぐい来る初々しい愛乃がなかなか可愛いかったですね。そんな急展開に納得がいかない、疎遠だった元婚約者で従兄妹の知香の介入でどうなるか続刊に期待です。2023/10/24
凜音
10
読了 …合わなかったごめんなさい。2023/10/27
rotti619
8
所謂お家の事情で許嫁の近衛友香と強制的に別れさせられ、家も追い出された連城透が、別のお家の事情でフィンランド人とのハーフ・愛乃リュティと許嫁関係になるというお話。お家騒動が背景にあるが、基本的には愛乃が徹頭徹尾透へグイグイグイグイ押しまくるという話になっている。このグイグイさは作品のウリとも言えるが、正直一本調子の感が否めかった。友香の方も表面上こそ嫌っているが、未練たっぷりなのがバレバレで、後半この2人からグイグイいかれるのだが、これも愛乃1人の時と同じノリで、少し変化が欲しかった。2023/10/30
パパサレン
4
序盤は純粋さで明日香や知香をあおりまくり、中盤以降体も使って透を落としにいってる愛乃ちゃん、恐ろしい子!透も鋼の理性というわけでもなく、ちゃんと欲望に理性が負ける寸前までいってるのがかえって好感が持てる。据え膳なのでお前が告ればすぐに天国なんだぞ!その立場代わってくれ!2023/10/28
菊地
2
うーん、僕にはまったく合いませんでしたね。 書きたいものを書いたというよりは、「特定ヒロインとの1対1ラブコメ」というコンセプトでのWeb受けを狙いで書かれたという印象で、「属性」先行で形作られたようなキャラクターが弱い。 ヘタレ感が目立つだけの主人公には好感が持てないし、その主人公にデレデレのヒロインの好意には共感できないしで、「ラブ要素」が僕を置き去りにして上滑りしていく。 not for me.2023/11/04