内容説明
底辺女子が人生逆転!? 不遇な家庭に育った17才のユキが、子供を持ちたい人々と貧困女性を救う〝代理母ビジネス〟の賭けに出る。
義父の策略で、違法な代理母出産をさせられた16才のユキ。命がけで出産したにもかかわらず、報酬はすべて義父の手に。再び代理母をさせ稼ごうとする義父の手から逃げだしたユキは、自らの経験を逆手に取り、自分のような貧しい女性を救う大胆な〈代理母ビジネス〉を思いつく。ユキを支えるのは医師の静子&芽衣子のタッグと、ゲイのミチオ&一路。さまざまな事情を抱えた「子どもを持ちたい」人々が、最後の砦としてユキたちを頼ってやってくるが……日本の生殖医療の闇、貧困層の増大、妊娠・出産をめぐる負担など、現代日本が放置した社会問題を明るみにしながら、「代理母」ビジネスのタブーに切り込んだ話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
itica
89
想像していたのとずいぶん違う。自然災害で街は荒廃し、人々の格差が益々広がる近未来で、家計を助けるために代理母になったユキが、やがて代理母ビジネスを起ち上げる話。この一冊には様々な問題(貧困、育児放棄、親による搾取、LGBT、代理母など)が詰め込まれていて考えさせられることが沢山あった。子供たちにとって未来が明るいものであるよう願うばかりだ。 2025/07/05
Shoji
41
産みの親、育ての親、遺伝上の親。つまり母親が三人。こんな出自を持つ子が実際に存在するのだ。その背景には、ネグレストや虐待の問題、貧困ビジネスの問題、所得格差・経済格差の問題、人種差別、さらにはジェンダー差異やLGBTQに対する無理解。様々な問題が絡んでいるようだ。本当の幸せって何だろうか。考えさせられる一冊だった。2023/11/28
布遊
40
近未来には、格差社会が進み、実際にこんな風になるのかも知れない。現在でも子への虐待が問題になっている中、貧困も重なれば、ユキの義父のように金目当てに子を代理母として仕立てるようなことが・・半分を過ぎたころ、それまでにいろいろな伏線を打ってあったことに気づく。最後は、駆け足でハッピーエンドになったことが救いと言えば救い。2026/06/17
かいちゃん
39
代理母の是非はともかく、日本が遅れているのは問題ですね。出産について、家族について考えさせられましたね2025/10/07
金吾
33
近未来の日本が舞台です。こんな状態にはならないだろうしなって欲しくないと思いつつも、こうなってしまうかもという不安を助長されました。2025/06/17




