河出新書<br> 料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?

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河出新書
料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?

  • 著者名:リュウジ【著】
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 河出書房新社(2023/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309631707

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内容説明

人気料理研究家は、多くのレシピでうま味調味料「味の素」を使い、大論争も巻き起こしてきた。なぜ味の素を使うのか? その活用法から安全性まで論じ、うま味調味料論争に終止符を打つ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

honyomuhito

46
これ本当に動画で酔っぱらいながら料理作ってるあのお兄さんが書いてるの?と思うほど論理的で理知的な文章だった。そうか料理というのは突き詰めると思想なのだな。自分で作るのか、作らないのか。手間を惜しまず手をかけるか、かけないか。食材や調味料に凝るのか、凝らないのか。おいしさを追求するのか、しないのか。食というものに意味を見出すか、見出さないか。食い意地に特化したこの飽食の国で、何を食べるかにはありとあらゆる選択肢がある。願わくば誰でもがその人なりに幸せな食生活を送れますように。2023/11/27

じょうき

21
図書館本。リュウジ氏のYouTubeは面白くて実践的なのでよく観ていて、味の素論争も何となく耳にしていた。レシピにあるので使用しているし、入れ忘れるとさっぱり味が決まらないのも経験的に知っていたが、味の素がどんな調味料で、どんな歴史をたどってきたのか、本書で初めて知った。発見から親しまれ、弾圧され、認め直されてきた経過は、ドラマティック。読みものとして単純に興味深く、イノシン酸との相乗効果の意味もよくわかり、理解が深まった。レシピも載っていて早速無限キャベツを作った。読んで楽しく実践的、良作だった。2024/03/21

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

16
リュウジ氏信奉者としては必読書でした。2023/12/02

よねはら

11
味の素とは何か。うま味調味料とは何か。分かってるようで分かってなかった日本を代表する調味料の話が詰まってます。危険視され続けたからこそ、揺るがない安全性が担保されているのですね。簡単に作れるレシピもいくつか掲載されているので、自分でも試してみたいです。2024/01/17

kenitirokikuti

11
味の素のおさらい。著者は1986年生まれで、祖母の代では味の素(やハイミー)は高価な調味料であったが(お歳暮に用いられたりした)、母の代では一般家庭では使われなくなっており、著者も素朴に味の素は良くないと考えていたそうな。原材料表示「調味料(アミノ酸)」が味の素、グルタミン酸ナトリウムであり、惣菜のたぐいならほぼ間違いなく使用されている。2023/11/19

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