潮文庫<br> 疵痕とラベンダー

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潮文庫
疵痕とラベンダー

  • 著者名:太田紫織【著】
  • 価格 ¥719(本体¥654)
  • 潮出版社(2023/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267024054

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内容説明

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズ著者・太田紫織先生、最新ミステリー。

「人や物、物事への執着や愛情、「好き」という感情にまつわる事件を解決する。

【あらすじ】
幼馴染の昴と宵深は同じ高校のクラスメイト。
ある日、学級委員の宮川ひなとの帰り道で、
彼女の推しの男性シンガーの配信を見る。
その配信で高額の投げ銭をするアカウントに対し、
ひなは「この子、たぶんエリだ・・・」とつぶやく。
ひなの心配をよそに、ある日エリは「マネージャーさん経由で連絡が来たの」と誇らしげな様子だが・・・・。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

35
両親の離婚で父親の故郷・札幌市に引っ越してきた昴。転校先の高校で双子の妹・茜音を亡くした幼馴染の宵深と再会する青春ミステリ。転校当日に学級委員の宮川と人気歌手の配信を見ていた時、昴と宵深が気づいてしまう異常に課金をするクラスメイト。一時的に保護者として同居している叔母の恋愛相談、迷子の愛犬探しで名乗り出てきた別の飼い主。今も意識する存在で、一緒に謎解きする寡黙でミステリアスな宵深との距離感は、妹の死もあってか近くても何とも難しい印象でしたけど、最後の認識のズレが一体何を意味するのか続刊も期待したいですね。2023/11/21

あつひめ

26
最後に大きな爆弾をぶち込まれたような。え?これが一番大きな謎解きの始まりじゃんと思いながら本を閉じた。札幌が舞台と知り手に取ってみた。新琴似とかグリーン公園とかJR学園都市線とか白い恋人パークとか、地元民ならウハウハしちゃう。最初は低めだった宵深の熱量が話が進むにつれて上がってきたような。名探偵・宵深って感じで昴より好奇心があるかもと思った。早く次回作に会えることを期待しています。2024/09/27

糸巻

22
家庭の事情で札幌に住む叔母と暮らすために引っ越してきた男子高校生・昴。隣に住む宵深は幼い頃によく遊んだ女の子で転校先の学校のクラスメイトだ。北海道が舞台で主人公も男子高校生ときたら櫻子さんシリーズを思い出して楽しみに読んだ。日常を描いた掌編1話を含む3話収録の連作短編青春ミステリ。主人公の昴がどこにでもいそうな普通の子に対して、宵深がとてつもなくミステリアス。双子の妹がなぜ亡くなったのか不明だし、昴の育ての母も何か事情がありそうだし、ラストのアレなんかもう…。続編がなきゃ納得できない!2024/02/06

ツバサ

12
謎の塩梅が絶妙で青春具合も上手く絡まっていました。2023/10/23

leo18

9
両親の離婚でかつて住んでいた札幌に引っ越してきた昴は幼馴染の宵深と再会する。2人の距離感が甘酸っぱい青春小説のようで、エピソードはドロドロ系。ラストも宵深と亡くなった双子の茜音には秘密がありそうという爽やかではない読後感。2023/12/09

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