ドアのむこうの国へのパスポート

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ドアのむこうの国へのパスポート

  • ISBN:9784001160468

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内容説明

作家の家には,なぞめいたドアがある.ドアのむこうには,特別なパスポートを持った人しか入れないという.クラスの子どもたちは作家と手紙をかわしながら,パスポートやビザの申請といった課題にむきあううちに,仲間や自分をより深く知っていく.オランダの人気児童文学作家二人による,子どもたちへのエールに満ちた物語.

目次

読者のみなさんへ――トンケ・ドラフト
ラウレンゾー
作家への手紙
いくのはだれ?
とざされたドア
友だち,イワン・オソロシ
なぞなぞビザ
大使はだれだ?
ラウレンゾーのパパ
新しい国のビザ
イワンだけがその物語を知っている
同伴者なしでは入れません
コスモポリタン連邦
パパは,おぼえててくれた!
トンケ・ドラフトのドアのむこう――リンデルト・クロムハウト
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NakaTaka

10
大好きな『王への手紙』の著者ドンケ・トラフトの新作。共著者はリンデルト・クロムハウト。お話の中には、トラフトの著書の登場人物名もちらほら。クロムハウトの長年温めていた思いも込められている。教育に困難を抱える子供達のクラスが作家と知り合い与えられたミッションを行うことでクラスgsまとまっていく。物語のなぞなぞ。面白い。2023/05/04

イカまりこ

6
普通の小学校から転校した男の子が主人公。新しい学校は1クラスに10人だけ。もしかしたら発達障害とかある子の学校なのかな。教室で騒いだり勝手にトイレに行きたがったり、お互いに相手を変だと思ってる生徒たち。そんな生徒たちが共通して好きなのが、先生の読み聞かせ。自分で読むのは苦手だけど聞くのは大好き。先生のお気に入り作家の本を聞いてるうちに作家への質問が出てきて、作家に手紙を出すところから生徒の意識が変わっていく。イメージでは、自分のオススメの本を披露し合ってるみたいな本。著者の体験あってこそできた物語だそう。2024/04/04

おはなし会 芽ぶっく 

5
【第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書】高学年2024/04/13

timeturner

3
トンケ・ドラフトの名前に期待しすぎるとがっかりするかも。トンケは監修者なので『青い月の石』『踊る光』のような幻想味はない。「手のかかる子どもたち」と家族・社会の関わりについて考えさせる本だった。2023/06/29

まげりん

2
2024年課題図書高学年。あらすじ読んでもピンとこず五里霧中で読み出す。途中までは苦痛だったが、ラウレンゾーがパパに手紙を書くあたりからちょっと入り込めた。なるほどーと思ったのは最後のきっかけの話。面白かった。しかしこれで感想文か…2024/04/27

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