内容説明
日本の食料自給率は38%──実際は18%でしかなかった! 有事における穀物支配国の動向やサプライチェーンの分断、先進国の食料争奪戦など、日本の食料安全保障は深刻な危機に直面している。本書は182か国の食料自給率を同一基準で算出し世界初公開する。先進国の「隠れ飢餓」という実態を暴く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
有事における穀物支配国の動向やサプライチェーンの分断、先進国の食料争奪戦など、深刻な危機に直面している日本の食料安全保障。先進国の「隠れ飢餓」という実態を書いた一冊。世界各国のカロリー摂取事情を提示し、人類が必要とするカロリーと穀物の量を比較しつつ、世界の耕地70%を大規模農業経営者が所有していて、穀物輸出大国の動向に左右されること、世界の飢餓対策としてどんな取り組みがあるのか、その中で多くを輸入に頼る日本がどうすべきか。少なくとも農家に借りないと農業を始められない農地法はどうにかする必要がありそうです。2023/11/06
紫の煙
9
食糧の不公平分配の解決と、将来日本の飢餓への備えを主張する。先進国では、肥満と糖尿病が問題化し、多大な食品ロスが発生する一方、飢餓に苦しむ地域が広く存在する。地球人口が増加し、食糧争奪戦になった時、円安日本はどうなるのか。2024/03/20
Asakura Arata
5
地産地消が良いと思うが、農地法があるためなかなか難しいのかも。自分で作ったり、付き合いのある人が作ったものを食べられると楽しいだろうなあ。2023/12/16
skr-shower
1
パラパラと。もう少し柔軟な農業政策が迅速にできれば良いのか。もう、各家庭でできるだけ種を蒔く?2024/01/17
takao
1
ふむ2023/11/01