絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

  • 著者名:中山七里【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 新潮社(2023/11発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103370130

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内容説明

ネット界最恐の情報通〈市民調査室〉。芸能人の醜聞、政財界の不祥事など、様々な暴露ネタで、物議を醸していた。しかし、ネットの炎上が現実に飛び火して、人命に関わる事態に発展する。サイバー犯罪対策課の延藤は、執念深く捜査を進め、特定寸前まで追い詰めるのだが――明日は我が身、体中が粟立つSNSサスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

308
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。SNS拡散弊害ミステリ、途中まで快調に飛ばしたのですが、最期に絡新婦の糸が切れてしまいました🕷️🕷️🕷️https://www.shinchosha.co.jp/book/337013/2024/01/12

hirokun

166
星3 今回の作品は、SNSを活用した犯罪に関するもので、最近、いろんな作家さんがテーマとしているもの。これくらい関心を持たれているということは、そのくらいの影響を社会に与えていることの裏返しなのだろう。今日の新聞に、大学生の4割程度が何らかの闇バイトに相当する勧誘と接触を持ったことがあるとのアンケート結果を紹介していた。偏った媒体によるアンケートの可能性があるためどこまで信用してよいのか問題ではあるが、若者のすぐ近くまでこのような接触が忍び寄ってきていることに、危機感を覚える。2023/12/25

いつでも母さん

164
どんな悪女が登場するのかと(汗)SNS・・正しく使うとこんなに便利なものはないよね。だが、フェイクニュースに踊らされ、いったい何を信じたらいい?インフルエンサー?私には「何それ?」なのだが、実際に色々問題が起きて鼬ごっこを呈してるよね。知らず知らず私も「小蜘蛛」になっていたりする?(恐い怖い)顔が見えないからって、なんでもありなんてことはないのだよ!責任と自覚・・日本人から無くなっていくのかなぁ。そんなことはないと小さく拳を握った次第。犯人捜しはいつも通り降参の私だった。2023/12/22

きいたん

152
実態を持たないものの危うさ…フェイクニュースが蔓延るようになった今、虚偽の言葉と隠された実体にどれだけの人が振り回され、のめり込み、操られていることか。読中ずっと、絡新婦の糸に絡みつかれたネット民達が、実際にリアル世界のあちこちに存在しているその事実に哀しみと恐れを感じ、未来への不安が心の中を渦巻いた。自分が正しいと疑わない偽正義は、匿名で更なる万能感を得て、どこまでも残酷になれる。そんな人間がこれからきっと増殖していく未来が怖い。せめてこの本で感じたネットの怖さと脆さを自分への戒めとしよう。そう思った。2023/12/27

タックン

140
現代のSNSを通したネット犯罪(フェイクや炎上)に対峙するサイバー犯罪刑事の話。 自分自身もX(Twitter)やYoutubeをやるので、フェイクにフォローやリツイやナイスをしないように注意はしているが、それでも気がつかないで知らず知らずにネット犯罪に加担してしまう怖さを感じた。 最後の方で帝王製紙(大王製紙)の社長の犯罪や株価が出てきたとこで可笑しいなと思ったら、(市民調査室)の正体が小物過ぎたのは拍子抜けした。2024/05/04

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