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内容説明
近頃SNSなどを見ていると、声が大きい人、相手を言いくるめるのが上手い人が発言力を増しているように思われる。「声が大きい方が勝ち」「言い負かした方が勝ち」――それは間違いである。論破、反論よりも本質的で大切な力。それが「議論力」だ。異なる考え方、ものの見方をする他者と建設的な議論を行い、合意形成を導くスキルが身につく決定版!
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
18
「相手の意見の大前提を類推する」、「『数の論理』で事実や意見を考えてはいけない」、「意見とは、事実の重みによって結論が変わる『暫定的な仮説』」、「この広い世界には自分が十分に知らないことの方が多くて当たり前」 読書家かつ読書会主催者としては常識ばかりでした。2023/12/02
Tenouji
14
カルト集団の被害者救済で著名な方の議論解説本。気になり読んでみた。内容は一般的な三段論法の解説だが、議論により双方合意に至るには、事実の積み上げがポイントなのだと、非常に説得力ある内容だった。2023/10/11
青雲空
6
「それってあなたの感想ですよね」というのは議論に負けた証拠。そんな愚か者を持ち上げている低次元メディアが、日本の議論下手を象徴しているのかもしれないと思った。2024/06/17
papacy
5
♪【合意形成を導くスキル】日本人は議論が下手だ。私もその一人。理屈で相手を論破するのが目的ではない。言い方を間違えると、意見は相手に届かず、人格を傷つけたと思われてしまう。意見の違いは、裏にある価値観の違いから来ると著者は繰り返す。価値観が異なる相手には、自分が寄り添うことを一から丁寧に説明しなければならない。価値観の違いを見極めるために、相手に多く話してもらう必要がある。だが、そこまで余裕をもって議論するのはかなり難しそうだ。各章の最後にまとめがあるので、読み返すのに役立つ。丁寧な説明の良書です。2024/10/04
のせなーだ
3
各章のまとめが読む人に優しい参考書「事実を正確につたえる。事実によって意見が変わることを拒否してはならない。仮説を見直し続ける。事実ほど強いものはない。議論力の源泉=事実+知識(実体験)(人を通じて疑似体験)反論=例外的事実+大前提を動かす。罵倒句など反論できない言葉は使わない。」本を読んで、違った世界広い範囲で人々と話すことが事実を習得すること。疑似体験のチャンネルを増やしたいものだな。授業を受けた時間。2024/05/24