集英社文庫<br> 札差市三郎の女房

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集英社文庫
札差市三郎の女房

  • 著者名:千野隆司【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 集英社(2023/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087445619

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内容説明

貧しい御家人の娘・綾乃は、御留守居役を勤める五千石の旗本・坂東の側室となる。坂東志摩守は、綾乃を虐待する冷酷な男だ。一年後、実家の断絶を知った綾乃は、雪の降るある夜、意を決して屋敷を逃げ出す。傷を負った綾乃を、札差の市三郎が偶然助け匿った。しかし綾乃の平穏な日々は、長くは続かなかった。坂東から市三郎の店に執拗な嫌がらせが始まり…。江戸の金融崩壊を背景に、札差の主人として誠実に生きる男と腐敗した武家を捨てた女の、身分を越えた情愛と不屈の闘いを描く。傑作時代小説。

目次

第一章 札旦那
第二章 月踊り
第三章 御蔵蜆
第四章 轍の行方
第五章 夜の潮

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

16
2000年6月角川春樹事務所刊。書き下ろし長編。2004年1月ハルキ文庫化。加筆し、山本むつみさんの解説を加えて、2023年8月集英社文庫新装化。悪の権化である旗本の側室から逃げ出した綾乃を主人公にしたのが良い。そして綾乃さんの剣の腕が立つのが楽しい。札差の主人、奉公人たちの生活を興味深く描いてあるのが面白い。解説にもあるが、続編があると更に良し。2023/09/24

giunyu

1
父からまわってきた本 自分では手に取らないけどとても興味深く面白かった2024/08/21

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