カフェ

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カフェ

  • 著者名:渡辺淳【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 丸善出版(2024/12発売)
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  • ISBN:9784621051566

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内容説明

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カフェは17世紀よりパリでめざましい発展を遂げ、19世紀に入ると今日のような開かれたテラス式の、独特な様式が登場するに至った。そして今世紀まで、時には文芸や政治活動の有力な拠点ともなり、その名を歴史の表舞台に残すようになったのである。本書では、カフェの歴史を追いながら、読者をその時代ごとのカフェに居合わせたかのような臨場感をもってご案内し、そのユニークな文化発祥の現場にふれていただきたい。

目次

第一章 ニューモード、カフェの出現
I 新しい飲料、コーヒーとコーヒー店の登場
II ヨーロッパへの普及----十七世紀のカフェ事情
第二章 十八世紀カフェの本格的開花
I ヨーロッパの趨勢
II カフェのメッカ、パリ
1 文学・政治カフェのモデル、プロコープ
2 大革命を前にして
第三章 十九世紀----カフェの発展と変遷
I ブルジョワの世紀の開幕----グラン・ブルヴァールの活況
1 パレ=ロワイヤルからグラン・ブルヴァールへ
II 世紀末へ----ボヘミアンとアブサンとモンマルトル
1 ブルヴァールから丘へ
2 丘周辺のカフェたち
第四章 二十世紀----カフェの新展開.
I ベル・エポックから大戦へ----右岸から左岸へ
II 狂騒の時代----モンパルナスの二〇年代
III 三〇年代----戦争へ
IV 第二次大戦から新しい世紀末へ
1 実在主義とサン=ジェルマン=デ=プレ周辺
2  六〇年代----大転形期
3  七〇年代から世紀末へ
主要参考文献
【付録】パリのカフェ・ガイド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oDaDa

1
絶版の丸善ライブラリーから一冊。啓蒙時代、世紀末、狂騒時代、実存主義の本拠地とカフェ文化の変遷の中でどのような人物が来たかという点では一番よく纏まっていると思われる。タヴェン、ブラッスリー、ビストロ、キャバレーの微妙な語彙の違いの説明もある。アブサンについての記述は時代の制約上仕方ないが、カフェ文化に位置付けている本は意外と少ないので及第。サルトル、ボーヴォワール、マルロー、カミュの実存主義、そしてボリス・ヴィアンのジャズ時代まで、サンジェルマン・デ・プレにカフェ文化が移った後の記述が充実していて嬉しい。2022/02/09

鈴木誠二

1
27年前、著者の訳書「映画あるいは想像上の人間」を大学生時代に卒論の資料として読みましたよ……(遥かなる道ほどに遠い目)。フランス、特にパリを中心とした文化揺籃の場所としてのカフェの移り変わりを図版と写真とともに体感できるかもね。2014/06/10

Miyabi

1
8月に読んでいた本の再読。 図書館から借りていつも読んでいるけれど…欲しいなぁ…。 3年生になったら買っている気はする。 カフェについて学ぶなら持っておいた方がいい、かも。2013/10/01

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