講談社文庫<br> なんでもアリの国イギリス なんでもダメの国ニッポン

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講談社文庫
なんでもアリの国イギリス なんでもダメの国ニッポン

  • ISBN:9784062775083

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内容説明

バナナの皮は電車の床にポイ、病院で治療が受けられるかは医者の気分しだい、死んだら遺灰を公園にまくだけ、風呂代わり(?)の客でプールは体臭地獄、ゴミを分別しても収集車が結局ぜんぶ一緒に……。日本人が知らない英国人の仰天気質を、在英30年の著者が明かす。目から鱗の日英“徹底”比較文化論。(講談社文庫)


「イギリスは紳士と淑女の国」だなんて、誰が言った!?
不潔で、下品で、マヌケで、行儀が悪くて……、でも、最高な、愛すべきイギリス人!

貴婦人が電車の中でバナナを食べだし皮はそのまま床に捨てた、病院で予約をしていても治療が受けられるかどうかは医者の気分しだい、男性医師が性転換していきなり女医に、死んでも墓なんて建てない……。日本人が絶対知らない英国人の仰天気質を、在英30年の著者が明かす。目から鱗の日英“徹底”比較文化論。

※本書は2012年6月に小社より刊行された『けっこう笑えるイギリス人』を改題したものです。

目次

第1章 不潔で大雑把が英国人の基本!?
第2章 日本と英国、入院するならどっち?
第3章 暴動の国から「地震の時、日本はすごい」?
第4章 子育ての目標は、親も子も「自立」
第5章 女性が夢を実現できる国
第6章 「日本難民」だって、生きていける!
第7章 いまも生きてる“騎士道”と瀕死の“武士道”
第8章 英国の女性に盲点あり?
第9章 英国って実は世界の植民地?
第10章 死ぬときも「あっさり」が英国流

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

44
イギリスと日本の民族の違い、国民性の違い、文化の違い、価値観の違い等々を紹介した本。やはり、イギリスと言うと紳士淑女の国のイメージが強かったが、どうも少々違うようで。イギリスは「人と違う」事を評価する国だ。そして日本は「人と同じ」事を評価する国だ。この言葉がイギリスと日本のイロイロな部分での大きな違いを現していると思う。一度そんなイギリスを訪れてみたい。 ☆☆★★★2020/06/29

patapon

3
長くイギリスに暮らす著者が見たイギリスと日本。シャーロックホームズやアガサクリスティの世界に憧れている身としては、イギリス人の意外なほどの雑さにぎょっとしたり、イギリス女性との付き合いに苦労したんだろうなあ、と思ったり、上品なイメージの「英国」とは違った面を見ることができて興味深い。どちらの国も長短あるとはいえ、皆いっしょ、を底辺ではどこまでも要求する日本の根強い閉塞感にため息。負とされるものを半目で見てると全体像が見えなくなるという意見にどきっとした。2017/04/24

lila*

3
【図書館】もっとおもしろおかしい感じの本かと思って読んだんだけど、意外とシリアス。特に中盤辺りから。子育てに関する話や、死に関する話なんかはわりと共感できました。なぜか子供の頃からものすごく憧れているイギリス。2015/07/11

nyam

2
なるほどなあと思ったり、いつの日本の話だよと思ったり。 言いたいことに一部納得するけど、その人が実在するなら、個人の悪口を本人が反論できない場で言う(書く)のはエレガントじゃないなあと思う。 あと、日本の伝統芸能は心身一体で型が大切だからああいう教え方なわけで、それこそ文化の違いなのだから欧州感覚で否定されるのは違うとも思う。でもイギリスの英国面はホンットに愛おしい。スキ。 2015/11/15

DBII け

2
アメリカの本、ロシアの本、と来て次はイギリスです。海外フェア開催中です。共感できる部分が多かったです。日本は気にし過ぎです。イギリス統治だった国に住んでいるからかもしれませんが、皆大雑把です。日本は何でも揃えるというか、型に決められているというか、神経質というか、個性が無いというか…2013/12/12

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