フレーベル館文学の森<br> 満月のとちゅう

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フレーベル館文学の森
満月のとちゅう

  • 著者名:はんだ浩恵/北村英理
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • フレーベル館(2023/10発売)
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  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784577051887

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内容説明

あの夏から季節がめぐり、冬。小学校の卒業記念の寄贈絵本づくりのメンバーになった美話は、心にアイデアの火を灯し、そして大きな失敗も経験する…。創作の道をゆくすべての人におくる、感動の物語!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

225
「ソラモリさんとわたし」の続編と知らずに読みましたが問題なく楽しめました言葉を愛する小中学生のヒロイン美話の成長ストーリーです。大人女子のコピーライターのソラモリさんと知り合って「言葉」の大切さを学んだ小学6年生の美話は冬休みにクラスメートと絵本作りに取り組み一応の成果を得るが多少の心残りも感じて中学校に進む。文芸部に入ると小学生時代の童謡コンテストの優勝者のライバル女子・直井さんがいて敵対するのだが・・・。ゴールはまだまだ先だけど大切なのは安易に妥協せずに最善を目指して頑張る事だと学べた事が大きいです。2023/10/23

雪丸 風人

15
主人公は創作にこだわりのある12歳。小6のときの絵本作りで悔しい思いをした彼女が中学の文芸部でライバルと競いながら幻の作品の完成に挑戦します。子どものように無邪気で天真爛漫なソラモリさんのさりげない優しさが良かったですね。文芸方面の創作だけでなく、あらゆる頭を使う活動に役立ちそうなアイデアが詰まった作品でした。特に素晴らしかったのは、思いつきにたやすく飛びつくことを戒め徹底的に考え抜くこと訴える部分。煮詰まったときの対処法なども具体的に描かれていて、とても参考になりましたよ。(対象年齢は11歳以上かな?)2023/09/03

joyjoy

10
練りに練られたであろうことを感じさせない「ちゃらっと」感のなかにかくされた大小のお宝を次々と発掘していくような、、、楽しい時間だった。「すぐに答えが出ないのは楽しいことでしょ…あなたがもつことになった『?』は、意味があると思うな」。「それね、心の畑が広がったんだと思う…いつものじぶんならふれないものにふれて、考えなかったことを考えたわけ」。ソラモリさん、アドバイスをありがとう。目を閉じ、人差し指で選ぶ本のルーレット「いきあたりばっちり!」。本屋さんでは勇気がないけれど、図書館でならやってみたい、かも。2023/11/21

遠い日

7
小6の卒業記念の寄贈絵本作りで、生み出すことへの葛藤と苦心に触れた美話だが、どうにもその体験に満足できないまま、中学進学。その文芸部で出会ったのは、あの童謡コンテストで大賞を取った直井さん。美話を当然のようにライバル視して、何かと絡んで来る。美話がことばに対する感覚を伸ばしていくさまが目覚ましく、まさに産みの苦しみを体験するあたり、凄みさえ漂う。ソラモリさんの導く者というより伴走者のスタンスがいい。美話を「書く者」として同じ地平で見ていてくれることがわかる。「満月の途中」を生きるもの同士として。2023/10/06

くま美

6
「ソラモリさんとわたし」の続編だった。前作を読んでいないけど、楽しめる。 小学校の卒業記念に作成した絵本。そして中学校で入った文芸部での事。思春期の友達のと関わりやソラモリさんとやり取りが少しずつ成長する美話。半月の月を見て、ソラモリさんが、「わたしもあなたも、まだ半人前で、自分の途中だから。半月は。満月の途中でしょ」人は何歳になったら満月になるのだろうか?哲学的で中学生以上かな。なんとなく、安東みきえさんの文体に似てるかな。2024/02/04

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