東家の四兄弟

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東家の四兄弟

  • 著者名:瀧羽麻子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 祥伝社(2023/10発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396636531

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内容説明

星めぐる家族の不協和音!?
占い師を父に持つ、男ばかりの四兄弟。
1枚のタロットを引き金に、ほろ苦い過去や秘密がうきぼりに。
『ありえないほどうるさいオルゴール店』の著者が贈る、ツイていそうでツイていない家族のハートフルな日常!

もがくほど、事態は悪くなるでしょう――。
占い師の父を持つ東家は、男ばかりの四兄弟。上から研究者の朔太郎、占い師の真次郎、会社員の優三郎、大学生の恭四郎と両親が、ほどよいバランスで暮らしている。
ある日、優三郎が趣味のタロットで<最凶>のカードを引き当てた。直後、優三郎と彼女の秘密が真次郎によって恭四郎に明かされ、信頼関係に亀裂が入ってしまう。
不運の連鎖は止まらない。朔太郎や両親にも波及し、隠れていたトラブルが表面化しはじめた。あげくの果てに家族関係を崩壊させそうな女性まで現れ……。
噴出する秘密と本音に大わらわの東家に、平穏な日常は戻るのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

113
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/01/post-2d0c2d.html それぞれ個性的な4兄弟の暮らしぶりと、その父母の物語です。特にお母さんが、キリッとしていて好きです。2024/01/12

machi☺︎︎゛

107
東家の四兄弟+父母の家族の話。それぞれが違う仕事を持ち違う環境で生きている。長男だけ家を出ているが他の5人はひとつ屋根の下で暮らしながらいい距離を保ち仲良くしている様子が良かった。だけど成人が5人もいたらそれぞれの思いも違ったりもして上手くいかない事もある。特に父親と次男が占い師と少し変わった職業だからその為に嫌な思いをしてしまう家族もいるわけで。小説版「家着いて行っていいですか」を読んでいる気持ちだった。2024/04/09

☆よいこ

102
水10ホームドラマでありそう▽父は占い《東泉堂》を営む占い師、母は有能な保険外交員。次男は父のあとを継ぎ修行中の真面目な占い師の真次郎、三男は工場勤務に満足している引きこもり体質イケメンの優三郎、四男はチャラ大学生の恭四郎。東家(あずまけ)は五人暮らしで、長男の朔太郎は九州の大学生で研究職についている▽仲が良くそれぞれに自立している兄弟たちにも悩みは尽きない。仕事のこと、人間関係のこと、恋愛問題、イジメトラウマ…でも、拗らすこと無く素直に話ができる東家はいいなと思えました。2023.10刊2024/01/17

モルク

101
占い師を父に、研究者の長男、父と同じ道を選んだ次男、会社員の三男、大学生の四男と東家は男ばかりの四兄弟。隠されていた秘密が表に出てくることによりギクシャクする兄弟たち。このキャラ立ちした面々がいい。一人遠くに住み、人付き合いも悪く寡黙な長男と気は優しいが繊細すぎる三男の関係性、ふれあいがほっこりする。幼馴染みの女性をめぐる恋愛関係はこれからどうなっていくのか。続編があるのかな。さらりと読めて面白かった。2025/02/05

みかん🍊

99
九州の大学で一人研究を続ける長男、父の跡継ぎ占い師をする真面目な次男、顔が綺麗過ぎ繊細ゆえ周りと上手くやれない会社員の三男、愛されキャラで自由な大学生の四男、タイプが違う四兄弟と占い師の父、会社員の母の東家では特に仲良しでもなく歪み合っているわけでもなくそれぞれが悩みや家族に対する思いを抱え生きている、何処の家でも家族だからといって何でも分かっているわけでも悩みを打ち明ける訳でもない、それでもたまに助け合ったり話たり意外な事実を知ったりしながら毎日が続いていく、それぞれのキャラも良く優しい作品だった。2023/11/29

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