内容説明
水曜どうでしょうのミスターであり、映画監督であり、はたまた会長である鈴井貴之が、
赤平の森の中でともに暮らすのは愛犬たち。
犬たちと都会にはない、様々な困難を乗り越えることは、
人間としての葛藤、コンプレックス、挫折、全てと向き合い、乗り越える道のりだった。
犬との生活とのなかで得た「人は変われる」という確かな想い。
犬がくれた貴重な時間、犬がいなければ見つからなかった自分。
現代社会を迷いながら生きる、すべての人の力になる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mami
7
ミスターの思いが詰まった一冊。自分語りは照れくさいからか愛犬ネイマールが語ったこととして綴られている。赤平での暮らしが軽妙に記されたエッセイかと思いきや、何度もうるうるきた。藩士ではなく同志。これからもずっと応援します。とても力強い握手をしていただいた記念すべきサイン本。2024/03/10
こんぶ
5
ミスターこと鈴井さんが赤平に居を移して感じていることを、愛犬の目を通して語られるエッセイ。語り口が優しくて、けれど人生や森での生活の厳しさはしっかりと伝わる良書でした。犬生の終わりを感じながら今、できることを。挫折しても壁にぶつかっても、また始めればいい。それがなかなか難しいのだけれども、背中を押されたような気持ちです。 余談ですが鈴井さんのインスタにもネイマールくんはじめ犬さん家族がよく登場されていますのでお好きな方はぜひ。鈴井さんを出迎えるたくさんの犬さんたちが大興奮している動画のポストが大好きです。2024/02/02
タクト
3
田舎暮らしの体験記かと思って読み始めると、ミスターの人生訓を、飼い犬のネイマールの視点で語られており、目頭が熱くなった。 いかにミスターが挫折をし、森と犬に救われたか。 道民であればミスターのイメージを「厳しい人」と思っている人が多いと思うが、この10年ぐらいで「優しい人」に変わったのが本書でわかる。 数多の苦労と挫折を経ているからこそ語られるその人生訓はとても心に響いた。2024/01/26
しょうた
1
鈴井さんが赤平の森で飼っているゴールデンレトリバーのネイマールを擬人化して、ネイマール目線で書かれていたる。 失敗や無駄だと思っていたことも糧になっていると60歳を過ぎて思うようになった。若い時はイライラして、常に何かしていなければならないと思っていた。自分もイライラして常に何かためになることをしていなければならないと思って、行動して、体調を昨年崩したため、共感できた。2025/05/17
伊織
1
鈴井貴之さんがどうして森で生活するようになったのか、犬を飼うことの責任を語る。 ギラギラしていた頃を知っているからこそ、今、何を思っているのか、少しだけだけど知ることができた。2024/03/06
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