竹書房怪談文庫<br> 妖怪談 現代実話異録

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竹書房怪談文庫
妖怪談 現代実話異録

  • 著者名:加藤一【編著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 竹書房(2023/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801937130

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内容説明

人の世の理を超えた圧倒的畏怖。
神と妖の実話怪談!

「猿の神様を連れて帰る」
東南アジアの村から父が送ってきた写真。
そこには人面の異形が…
「外来種」より


飛行機に乗り合わせた天狗のような男。乱気流が起こると団扇を取り出して…「高度一万メートルの邂逅」
財布をすられた祖父が頼った姪。姪は蝦蟇を呼びその肝を…「籠蛙力行」
温泉街で見かけた木乃伊館。その夜、失踪した夫は意外な場所に…「木乃伊館」
村の裏山に棲む危険な神。見た者は目を喰われると言われるが…「遭神」
父が東南アジアから連れ帰った猿の神。昼は木彫りの像だが…「外来種」
山の廃屋からまろび出て里に来る妖・血鞠とは…「ちまりの話」
人を刺した箸から芽吹いた楠に宿る妖獣…「しいらくさん」
ある家が祀る独自の神、〈海ンカミサン〉。強すぎるその力とは…「ゥフゥヌンヮヌゥーノッ」
他、異形たちが跋扈する33話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナオ

9
面白かった。巻頭言で妖怪の話かと、幽霊の話の方が良かったなーと思って読み進めましたが、意外に怖いし面白い。海外旅行が趣味の夫婦が神様をお土産に持ってくる話が厭だなーと。そして、最後の話が不可解で印象深し。何か分からないけど力のあるものを祀るって、怖いことなんだなーと。そんなに能力があるならこちらの事情も分かって欲しいような気もするけど、別次元の存在だから仕方ないのかもとも思う。取りあえずアンティークや謂れのあるもの、古い旅館には近づかないようにしようと思った2023/10/20

eyemu

8
実話怪談の中でも妖怪とか神様的な話を集めた一冊。 なんだかんだ、霊現象っていうのはいつもと変わらず起きる。 (何かしら起きなきゃ怪談でないから、そりゃそうなんだが。) ただ、いつもと違うのはキャラクター(言い方?)が立っている。 怪異的キャラクター映えとでも言おうかしら。 つまり、何が言いたいか。 こういう怪談も好き♡2024/01/18

qoop

6
人間とは異質な異形、異物、異様なものを題材にした実話怪談集。怪異の質、読後感の多様さが素晴らしい。妖怪あり祟神あり、名状し難い何かありと、怪談とはこの世の理が通じない恐怖を伝え、呆気に取られる世界を垣間見せるものだという感を一層強くさせる。2023/10/25

あき

6
あやかし、異形のモノをテーマにした実話怪談。憑きもの系や神サマの障り系はなかなかに怖かった。なんとなく山の神サマより海の神サマのがエグい気がする。船霊さまとかエビスさまとか水死体に端を発する神サマが多いからかな。祟り神の七人ミサキも海で溺死した人じゃなかったっけか。2023/10/27

tow

5
怖くはない、けど、それは出会うはずがないからで、出会う人達の恐怖は計り知れない。犬童子なら視てもいいかな。わんちゃん、飼ってないけど。ねこや堂さんが目当てだった一冊。2024/01/16

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