内容説明
タイガーマスク運動から東日本大震災ボランティアへ――いま、隣人の時代がはじまった!
わたしたちは「無縁社会」にどう向き合えばよいのか。さらにいうなら、どうすれば「無縁社会」を乗り越えられるのか。わたしは、その最大の方策の一つは、「隣人祭り」であると思います。「隣人祭り」とは、地域の隣人たちが食べ物や飲み物を持ち寄って集い、食事をしながら語り合うことです。都会に暮らす隣人たちが年に数回、顔を合わせます。だれもが気軽に開催し参加できる活動なのです。
本書には、「隣人祭り」をはじめ、隣人との人間関係を良くするヒントがたくさん詰まっています。「となりびと」と仲良く暮らし、幸せに生きるための本、それが本書です。これから始まるのは「無縁社会」でも「孤族の時代」でもありません。これから始まるのは「有縁社会」であり、「隣人の時代」なのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
27
向こう三軒。互助会は半世紀を経て制度疲労。セレモニーホールの台頭(20頁)。無縁社会は社会が有縁ゆえ形容矛盾(22頁)。妄言(43頁)。むすび:生成力、自然の万物を生み出すクリエイティブな力(58頁)。亡くなった人は思い出してもらうことを願う(70頁)。来週は四十九だ。葬式:最高の自己表現(84頁)。2030年:男性生涯未婚率29% (87頁)。あり得る。御裾分けも見られなくなった(130頁)。生寿司が余り公民館係のKさんに葬儀の日に御裾分した。 2015/03/12
kinkin
24
途中まで読んだ、そして止めた。無縁社会に対抗して有縁社会という言葉が使われているが、著者は冠婚葬祭大手の社長である。無縁社会という言葉がおかしいと書かれている。無縁でないのが社会であると書く著者の書く有縁社会とは何だろう。読み進めるうちに、無縁社会の抱えている問題の本質がわかっていないのではないか、本当に隣人とのつながりだけで孤独死や、自殺が減るのだろうか。葬儀社の宣伝チラシと書かれていることは大差ないと感じた。途中で止めたら読んだ本にはならないと思うが一応感想として。2014/04/27
jupiter68
2
これ一応読み終わった。でも、なんだかなあ? という感じだ。 ①まず参考文献はいいんだけど、読んだ本の感想、紹介でかなりのページを使っている。 ②「わが社」という言葉が何回か出てくる。これって、自分の会社の自慢、PRか?と思う。 ③話があっちいって、こっちいってと、何がいいたいのかよくわからない。 結論は読まなくていいんじゃん!って感じで~す。2011/08/27
惜春
1
自分を作っていくもの= 縦糸・・・時間軸で自分を支えてくれる先祖「血縁」 横糸・・・空間軸で自分を支えてくれる隣人「地縁」 自分を作っていく読書にも似たような(しあわせ読書のすすめより) 縦糸・・・時代が変わっても通用する普遍の真理が学べる読書。 横糸・・・その時代だけに通用する価値観をインプットする読書。2012/01/21