内容説明
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「彼の顔がどうしても思い出せないの」
花びらを重ねるように『出会い』と『忘却』を繰り返す。
美しくも儚い、6人の子ども達による“見えざるもの”との物語が花開く。
まるで古い映画を見ているような世界観と圧倒的な描き込みで話題のイラストレーター“粟木こぼね”初の作品集。
創作活動初期の作品から最新作の描き下ろしまで、全85点を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
江藤 はるは
3
思い出ができた。2023/09/14
ルナちゃん
2
★★★★★ 5.0 彼の顔が思い出せないの──。美しく儚い、でもどこか変。ビンテージで不穏な雰囲気が漂う中、絵本のように物語が綴られる。一目惚れした表紙。私の探し求めていた幻想的な世界観に心奪われ、素敵すぎてページをめくるのが惜しいほどだった。不気味な世界なのにじっと目を凝らして見ていると、どこか安心する。幽霊と純粋な子供たち。幼い頃、こんな想像をしたことがあった。あの少女はかつての私のようだと思った。はぁ…この世界に迷い込みたい。大切な記憶。2023/12/19