扶桑社BOOKSミステリー<br> 神は俺たちの隣に

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扶桑社BOOKSミステリー
神は俺たちの隣に

  • ISBN:9784594094072

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内容説明

クリス・ウィタカー絶賛!(『われら闇より天を見る』著者)
「途方もなくユニークで、スタイリッシュで、腹黒くて、心に響く」

イギリスが放つサスペンスの鬼才
ウィル・カーヴァーがついに初登場。

ロンドンの地下鉄でひとり自問を続けるテロリスト。
私は神か? 俺は死んだのか? この電車を爆破するのか?
挑発的な筆致で描かれる奇想天外サスペンス!

ロンドン地下鉄サークル線で来る日も来る日も爆破のタイミングを待つ自爆テロリスト(?)は、自問への答えを待ちつづけていた。私は神か? 俺は死んだのか? この電車を爆破するのか? そこに乗り合わせるのは5人の男女。人生に幻滅していた看護師、健脚を失ったアスリート、脚本家志望の男、自殺を試みた老人、脳腫瘍の疑いを抱えた多重人格者……別々の人生が一つの車両で交錯したとき、運命は彼らになにをもたらすのか?

この結末、予測不能。

犯罪小説界でも最高に抗しがたい独創的な魅力を持つ一人
――アレックス・ノース(『囁き男』)

今年出版されたなかでもっとも斬新な犯罪小説
――インディペンデント紙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきなり

3
『神』(あるいは『テロリスト』か『語り手』)の物語としての真相は解明されたし腑に落ちた。わからないのは『通勤客』だった。情報保安委員会の文書、地下鉄の駅での乗り降りや通過時刻の記録から正体が分かりそうな気もするけど、どう考えてもどこかでピースが合わなくなるようなそんな感じ。語り口、物語全体がSNS(特にX、ツイッター?)の情報や思想そして無関心が混濁しているのを表現しているようで、今読むからこそ『神』の数多の質問に心揺らぐのかもしれない。10年20年後にはもうこんな感覚は肌で感じられなくなっているのかも。2024/01/30

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