内容説明
“光る君”の本当のモデルは誰!?
1300年の栄華を誇った一族と平安を生きた女性たちの愛憎劇
藤原氏の台頭から紫式部の素顔まで、権力闘争渦巻く時代の謎に迫る!
平安時代は天皇や公家が活躍した時代であり、鎌倉時代以降の武士の時代とは様相が異なっていた。中でも摂関政治で権勢をふるった藤原氏は、院政時代を迎えるまで公家社会の頂点に君臨し続けた。そうした社会情勢の一方、紫式部による『源氏物語』をはじめ、生活文化、宗教に至るまで、平安時代には注目すべきトピックスが多々ある。本書はそんな藤原氏と平安時代にまつわる99の謎を取り上げ、豊富なビジュアル・図解と共に解説する。
【目次】
1章 日本史の主役となった藤原氏とは
2章 紫式部の生涯と人間関係の謎
3章 遷都から始まる平安時代の謎
4章 知られざる平安貴族の暮らしとは
5章 平安時代の信仰とは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おはぎ
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乙巳の変など天皇が戦った中臣鎌足の時代から如何にして平安時代の藤原氏全盛の世の中になったのか?を知りたいと思い、手に取る。本著は藤原氏と平安時代にまつわる99の謎を取り上げ、豊富な図版とともに解説するのでいわゆる歴史物ではないが、当時の状況を知ることはできる。平安時代といっても前期の平和を得るまでの戦いの時期を経て、後期の平穏だが権力争いに明け暮れる時期に移行する。紫式部も激しい氏同士の権力争いや和歌と漢語の争いなどの中で源氏を書いたのだと納得。2023/10/28
るりけい
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大河ドラマを観て平安時代のことが知りたくて読んでみた。 1,2ページで1つのトピックを扱う雑学本で読みやすかった。2024/11/26




