内容説明
“わたし”なき“わたしたち”は空虚であり、
“わたしたち”につながらない“わたし”は孤独である。
本書は、「結局どうすればウェルビーイングになれるの? ウェルビーイングなものを作れるの?」という問いに対し、ウェルビーイング研究・実践の第一人者のふたりが案内する、思考と実践の手引きです。3つのデザイン領域「ゆらぎ・ゆだね・ゆとり」からウェルビーイングを捉える「ゆ理論」をもとに、製品やサービスを、チームや組織を、そして地域や社会を、よりウェルビーイングにするための手がかりを示した実用書。
目次
第1章 ウェルビーイングの捉え方とその実践に向けた共通基盤
Q1:なぜウェルビーイングなのか?
社会構造と価値観の変化
本書でのウェルビーイングの捉え方
Q2:ウェルビーイングはどう測るのか?
“わたし”と“ひとびと”、そして“わたしたち”
主観的ウェルビーイング
大規模測定の事例
Q3:ウェルビーイングに何が大事なのか?
“わたし”のウェルビーイングの心理的要因
“わたし”のウェルビーイングの環境要因
“ひとびと”のウェルビーイングの環境要因
Q4:なぜ“わたしたち”なのか?
“わたし”でもなく“ひとびと”でもない
“わたしたち”の社会的意義
“わたしたち”の日常での実践
Q5:“わたしたち”をどう実現するのか?
“わたしたち”のアウトカムとドライバー
“わたしたち”の〈対象領域〉の広がり
“わたしたち”の〈関係者〉の広がり:間主観
“わたしたち”の〈関係者〉の広がり:一人称かつ三人称
ウェルビーイングに資するサービス/プロダクトの設計に向けて
第2章 “わたしたち”のウェルビーイングをつくりあうデザインガイド
ウェルビーイングをデザインするための視点
わたしたちのウェルビーイングのためのハッカソン
相互行為(インタラクション)の視点
ウェルビーイングが生まれる相互行為
“わたしたち”を支える3つのデザイン要素:ゆらぎ、ゆだね、ゆとり
適切な変化を見定める:「ゆらぎ」
他律と自律の望ましいバランス:「ゆだね」
目的ではなく経験そのものの価値:「ゆとり」
“わたしたち”の持続性
「ゆらぎ」「ゆだね」「ゆとり」から“わたしたち”を考えるデザインケーススタディ
ゆらぎのデザインケーススタディ
ゆだねのデザインケーススタディ
ゆとりのデザインケーススタディ
“わたしたち”が持続するデザインケーススタディ
「“わたしたち”のウェルビーイング」のデザインに向けて
第3章 “わたしたち”のウェルビーイングへ向けたアイデアサンプル集
測る・つくる(渡邊淳司)
1:副詞・副産物としてのウェルビーイング
2:数値にする限界と可能性
3:ポジティブなインパクトを解像度高く設計する
4:対話のための場づくり
暮らす・生きる(ドミニク・チェン)
1:「子育て」から「子育ち」へ
2:ぬか床から見える世界
3:遊びがつくる逸脱と自律
4:移動が拡張する自己
感じる・つながる(渡邊淳司)
1:触覚でつながる
2:共感でつながる
3:スポーツでつながる
4:「特別の教科 道徳」とウェルビーイング
伝える・知る(ドミニク・チェン)
1:コミュニケーションにおける実験
2:ウェブ体験を再発明する
3:アルゴリズムとジャーナリズム
4:生成系AI(ChatGPTなど)とのウェルな付き合い方
著者対談:ゆ理論の射程──あとがきにかえて
感想・レビュー
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壱萬参仟縁
tkokon
ほーらん
andaseizouki
Erikom
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