内容説明
両親を失い、伯父の家で従姉妹・瑠花に虐げられる美織。ある日、一族に伝わる“鬼灯の簪”の封印を瑠花が解いてしまい、極上の美貌をもつ鬼の当主・魁が姿を現す。美織は、封印を解いた瑠花の身代わりとして鬼の生贄となるが――。冷酷で恐ろしいはずの魁は「この日が来るのを待ち焦がれていた」と美織をまるで宝物のように愛し、幸せを与えてくれる。しかし、人間があやかしの住む常世で生き続けるには、あやかしである魁の子を身籠る必要があると知り・・・。鬼の子を宿し運命が変わる、和風あやかしシンデレラ物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
22
図書館で見かけ、手に取りました。よくある異類婚姻譚かつ、シンデレラストーリーなので、展開に関しては安心して読めました。にしても、主人公の周辺の人間、性格悪い人しかいないのか…と言いたくなるぐらいまともでは無いというか、様々な事に対しての執着が凄く、恐怖を覚えました。まさに、人を呪わば穴二つ…の結末ですね。2025/02/01
栗山いなり
6
両親を失った娘の運命が変わっていくあやかしシンデレラロマンス。なんでだろう、この手のシンデレラロマンスも何度も読んできたはずなのに今回の物語はやたら心臓に悪い気がするのはなぜだ?懐妊という女性にとって一大事が起きる中でそれなりに出来事があったからか?2024/05/09
マコト
0
大事に大事に守られる花嫁に、「水鏡」というギミックで試練が訪れる。うまく工夫が凝らされていて良かったです。2025/02/24
トラママ
0
続くのかな?2023/10/26