実業之日本社文庫<br> いのちのパレード 新装版

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実業之日本社文庫
いのちのパレード 新装版

  • 著者名:恩田陸
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 実業之日本社(2023/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408558325

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内容説明

無国籍で摩訶不思議 華麗でクレイジーな変奏曲集! 

指や手の形をした巨岩があちこちから生える奇妙な村に、妻と私はやって来た(「観光旅行」)。後期ロト7の当箋通知が届いた。まさか、この俺が?(「当箋者」)。大人なんだから不用意な発言はやめてほしいよ。だって僕らは…(「夕飯は七時」)。恩田ワールドの原点<異色作家短篇集>への熱きオマージュ。小説のあらゆるジャンルに越境し読者を幻惑する15篇。

新装版刊行に当たって、書評家・杉江松恋氏が解説「パレードは世界の果てまでも」を寄稿。また、2010年版の表紙に使用されたジョセフ・クーデルカの写真作品を斬新なデザインで再構成し、パッケージの奇想度合いもバージョンアップした「ジャケ買い」必至の一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピース

23
短編集だけどオチがよく分からない話もあった。「橋」「当籤者」「あなたの善良なる教え子より」「SUGOROKU」がおもしろかった。2024/02/09

ぜんこう

19
いろんなお話の盛合せ。僕はどの話も面白く読ませてもらいました。とにかくみんな有り得ないような設定、それだから(?)恩田さんの世界に引きずり込まれてしまう。表題作「いのちのパレード」は解説ではレイ・ブラッドベリを連想させる、と書かれていたけど、僕は星新一の「午後の恐竜」(←でしたっけ?)を思い出しました。 2024/08/27

けんけんだ

17
喩えがあまり響かずあまり読み進められなかった。「当籤者」「あなたの善良なる教え子より」はまあまあ2023/11/19

ぴちか

10
本当に1人の作家が生み出したものなのか?と疑いたくなるほど、多種多様な短編集です。共通しているのはSF(少し・不穏)な雰囲気だけ。一作目の「観光旅行」から引き込まれますが、私は「当籤者」「かたつむり注意報」が好きです。2023/10/25

8
ようやく。ようやく、恩田陸作品の頻出モチーフを見つけ出し、他作品のそれと結び付ける遊びができるようになってきた。こんなにひとりを追ったのは久々だ。学童期のはやみねかおるや西尾維新以来ではないか?うれしい。この数ヶ月に短期集中で浴びた恩田陸と、思春期に読みふけった恩田陸が結びついていく感じがする。「隙間」が怖いのは、ネバーランドの少年。不連続の世界に通ずる世界の断絶や裂け目にも言及。「蛇と虹」にも「かたつむり注意報」にも登場する虹。三月は深き紅の淵をで、生まれ変わったら何になりたい?の選択肢に虹が出てきた。2023/11/29

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