DRAWING ドローイング - 点・線・面からチューブへ

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DRAWING ドローイング - 点・線・面からチューブへ

  • 著者名:鈴木ヒラク
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 左右社(2023/09発売)
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  • ISBN:9784865283846

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内容説明

「ラインをチューブと捉える。そうすることで鈴木ヒラクは、私たちの生きるこの世界の見方に革命を起こすだろう。」ティム・インゴルド
ドローイングとはなにか? いまなぜ、ドローイングは世界的に重要視されているのか?
その答えは、描かれたラインを「チューブ」として捉えたときに見えてくる──。
国際的に注目されるアーティスト・鈴木ヒラクが書き下ろす渾身の〈ドローイング原論〉。
子供たちが無心に線を引き、植物が伸びてゆき、風が壁に痕跡を残す。
そんなふうにこの世界にあふれるドローイングを、タイムカプセルとして、
対話として、現在進行形で生きていくこととして捉えなおす、世界の見方が変わる一冊。
【古今東西のアーティストのドローイング、著者の作品に加え、粘菌からワームホール、カフカの手稿からコルトレーン自筆の楽譜まで、図版多数掲載】

目次

長いまえがき
第1章 ドローイングとチューブ1
 あらゆる線は境界線である/線は接続し、分割する/チューブが交通を生む/
 都市の網と遊べ/道具としてのチューブ/身体=チューブ/精神もまたチューブである

第2章 ドローイングとチューブ2
 線の進歩主義/線を生きる/描写するか呼応するか

第3章 ドローイングと発掘
 未来を思い出す/ドローイングという考古学/ドローイングを発見する/
 人間なきドローイング/自然と人間の境界上に現れるドローイング/
 人間の内側から発掘されるドローイング

第4章 ドローイングと書くこと
 子供という古代/「かく」ことの構造/マーカーが発掘するもの/雑草がかく/
 離陸するエクリチュール/描くと書くの探究史/ネガティヴハンドとグラフィティ/
 大気、そして農耕・登山/穴を開けること/ラップというドローイング/光の記号/
 未知に触れるスタイル/複数性へと向かうドローイング

第5章 ドローイングと空間・時間
 都市のコウモリ/脳、網、粘菌/チューブ、ロープ、テープ/伸び縮みする線/
 身体という楽器/ドローイングの魔法/HIP HOPとダブ/写真術とドローイング

第6章 ドローイングと対話
 糸電話がつなぐもの/媒介としてのドローイング/テレドローイング/
 ドローイング・オーケストラへ/他者の線と出会うこと/ライブでかくということ

あとがき

引用文献一覧/図版出典一覧/鈴木ヒラク作品・パフォーマンス/人名索引