内容説明
人生の老いじたくをせっせと進めている女優のメイコさん。子どもたちが巣立てからの夫婦二人の日々は何とも気まずくて、熟年離婚の危機(?!)に瀕していたけれど、最近とても仲のよい夫婦になれた。その要因は、夫を終い、妻を終ったから。夫だと思うから、腹が立ち、妻だと思うから無理してけなげに振舞ったりする。夫を「男」に戻して、おもしろがったりバカにしたり。また、妻を「私」に戻してみたら、へんてこな個性をもっと素直に発揮できるかもしれない…と思い始めたら、気が楽になって毎日が楽しくなってきた。この気づきが、素直な一人の女として振舞いを生み、夫ともよくしゃべり、よく笑い、仲のよい夫婦になれた。・イニシアティブは夫に取らせる高等テクニック・「顔を合わさない」のが平和の基本・悪いところは老眼鏡を外して見る・モノにも過去にも執着しないなど、老後を愉快に生きぬくための知恵満載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
82
中村メイコさん、素敵な方です。上手に旦那のプライドも立てながら、我慢せず、自分のやりたいように生きていらっしゃる姿はさすが。16部屋の豪邸を処分してマンションに引っ越した話を何かで読んだが、たくさんあった豪華なものを次々と人に譲り、過ごしやすく快適に前向きに生きるさまがお見事です。女優としての過去にも執着せず、旦那が撮りためたビデオも捨てていいし、写真も20枚ぐらいしか持っていないとか。明るく軽やかに前向きに生きて行きたいですね。2015/10/29
Humbaba
11
夫であることと男性であろうこと.そして,妻であることと女性であること.それらは同じようでいて違うことである.お互いに男性と女性に戻り,そして楽しく生きていくことが出来れば,多少耄碌したとしても,幸福なものであるといえるだろう.2013/04/02
のり
5
一日一回、夫に質問する。一日三回、夫を笑わせる。今さら直りません。寝室が同じ、が孤独死を防ぐ。身の丈に合った生活。自分にはケチ、他人には気前よく。家でもおしゃれを心がける。誕生日プレゼントは手すり。2016/06/23
蘭豆
3
「そばで聞いていてうんざりする話は、席をはずして頃合いを見計らってもどってくる。過去は引きずらないで、変わり続けてその変化を楽しむ。死を悪者にしない。」…中村メイコ80年の人生を支えた知恵と悪知恵の数々。楽しく読了。2013/04/08
キヌモ
2
マルチタレントの中村メイコのエッセイ。ホント、マルチな人だ。芸能人でありながら、庶民感覚を失っていない。賢い人だ。2018/02/19
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