宝島社文庫<br> 看守の信念

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宝島社文庫
看守の信念

  • 著者名:城山真一【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 宝島社(2023/10発売)
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  • ISBN:9784299047298

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内容説明

シリーズ累計12万部突破
人生が交差する驚愕の傑作・刑務所ミステリー

ミステリー的な息詰まる葛藤劇が並ぶが、その一方で、心温まる着地があり、感涙にむせぶ人生賛歌もある。読者は体を熱くして読み進めることになるだろう。
池上冬樹(文芸評論家)
河北新報 ほか/時事通信 2022・3・8配信

骨太にして珠玉。前作を超えるサプライズと感動を、たっぷり味わっていただきたい。
大矢博子(書評家)


(あらすじ)
釈放前の更生プログラムに参加した模範囚が、外出先で姿を消した。発見されるまでの「空白の30分」でいったい何が起きたのか(「しゃくぜん」)。刑務所内で行なわれた運動会の翌日、集団食中毒が発生。これは故意の犯行なのか。炊事係の受刑者が容疑者に浮上するが……(「甘シャリ」)。自身の信念を問われるような事件の数々に奔走する刑務官たち。一方そのような中、敏腕刑務官・火石には不審な動きが――。


(著者プロフィール)
城山真一
1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』『看守の流儀』(以上、宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。

※本書は2022年2月に刊行した単行本『看守の信念』を文庫化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

137
看守シリーズ第二弾。前作に引き続き刑務官と受刑者の深みのある人間模様を描いた短編五作品を収録。一話ずつ質の高さが伺える物語。特に『がて』は涙なくしては読めない感動が込み上げてくる。並行して進む火石の物語。先が気になる展開が続く中で迎えるエピローグ。まさかの展開からさらにもう一段階の衝撃。やられた…。あれこそ“”火石マジック“”を超えた“火石イリュージョン”!声にならない程の驚き!あの瞬間が訪れた時の衝撃は今後も忘れる事はないだろう。前作以上の“看守の信念”をしっかりと見届けさせてもらいました。2024/01/24

★Masako★

67
★★★★✮ 前作の内容はうろ覚えだが、あの衝撃のラストは忘れられない。そして今作、またしてもラストにやられた!こんな衝撃が待ち受けていたとは💦前作同様、連作形式で受刑者と刑務官たちの思いや葛藤を描き、問題解決に火石指導官が敏腕さを発揮するという流れは同じ。特に印象に残ったのは、相手を思う気持ちに胸が熱くなる「がて」と重く辛い最終話の「チンコロ」…からのエピローグ!看守の信念、そして火石の信念。構成の上手さ、前作と同じ位の衝撃を味わえた。皆さんのおっしゃるように、ぜひ前作『看守の流儀』から読んで欲しい! 2023/12/05

小説を最初に書いた人にありがとう

59
前作、短編でありながら連作で物語が紡がれ、感動させられ、最後には驚かされた。「胸が熱くなる刑務所ミステリー」という帯のコピーは本当だった。今作も金沢刑務所で起こる事件を刑務官の火石が解決へ結びつける。またもや感動で涙腺が緩むこと数回。前作の驚きポイントに触れずに進み頭の片隅に引っかかりながら、最後にそう来たか!と、またもや前作を超える驚きと感動をもらえて読んでよかったと思いつつ読了。この作家さん、天才だ。2023/12/10

カブ

44
前作、「看守の流儀」がよかったので続編ということでとても楽しみでした。そして、やられました。そう来ましたか。前作を超える驚きです。2023/11/21

44
以前程のドンデンは期待せず、ただ受刑者の泥臭さと、看守のジレンマにじんわりしながら読んでいたら、前作を超えるドンデンきたっ(⁠@⁠_⁠@⁠) 「がて」が一番好き。前作のアレはコレだったのね!って読み直したくなりました。2023/10/27

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